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リッキー・リー・ジョーンズの名曲の元

56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介代30弾!

「Old Souls & Wolf Tickets」 CHUCK E. WEISS

2002年発売

本日紹介する人も意外と知る人ぞ知るかもしれません。

先ず言わないといけないのが、既に私のnoteでも紹介済みの、リッキーリージョーンズとトム・ウェイツとの関係。

トムのデビュー前後に出会い、競作をしたりライブをしたり、果ては同じモーテルで暮らしたり、物凄く関係の深い友だったそうです。

そこにリッキー・リーも加わり、本人曰く(指導教官の居ない寄宿舎生活)の様な、面白おかしい日々を送ってたそうです。

その関係性の深さが分かるのが、先ずはトムが1976年発売の(スモール・チェンジ)と言うアルバムの中で、(想い出のニューオリンズ)という曲で、チャックの事を歌っています。

そして、1979年のリッキー・リーのデビュー作にして代表作(浪漫)の中の大ヒット曲(Chuck E's in Love/恋するチャック)と言う一曲。

そうです、このチャッキーこそ、本日紹介するCHUCK E WEISS(チャック・E・ワイス)という男なんです。

この後チャックも1981年に一度デビューしているのですが、二人の陰に隠れてしまい不発。

その後なりを潜めていたのですが(LIVE活動はしています)、1993年に再び再デビューをします。

盟友トムのプロデュースで、リッキーも参加した豪華なアルバムでした。

当然それも聞いてますが、残念ながらそこまで印象に残らなかったんです。

10年近く間があいて、今作が登場するのですが、これが本当に素晴らしい出来栄えでした。

元々70年代に、ブルースの巨匠(マディー・ウォーター ライトニン・ホプキンス ハンフリン・ウルフ)などと、共演していたので、ブルース色の強い内容。

ですが、ニューオリンズやスワンプロック、果てはジャズの香りもする曲もあります。

兎に角デビュー作よりかなり洗練された内容でした。

今作はもっと多くに人に聞いて欲しい一枚です。

日本版はボーナストラックに、ウィリー・ディクソンとサニー・ランドスリムと共演したライブ音源も入ってます(贅沢!)

皆様には怪し気だけど、渋いこの曲を。


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