
大ムーブメントを起こした童顔が白人の歌を唄う
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第63弾!
「Playlist」 babyface
2007年発売
本日紹介するのは80年代後半から90年代大ムーブメントを起こしたプロデューサーのベイビー・フェィス。
私の青春時代はジャム&ルイスかLAリード&ベイビーフェィスの関連の曲が何時もビルボードのトップテンに入っていた時代でした。
当然影響もメチャクチャ受けている存在です。
ソウルミュージックがBCMを経てダンス系に変わる過渡期でした。
あげたらきりがない程のヒット曲・名曲の数々ですが、驚かされたのがエリック・クラプトンをプロデュースした時でした。
えっ!全然音楽観が違う二人が一緒に?
と疑問を持ちましたが、結果(Change The World)で大ヒットを生み、クラプトンの新しい側面を見せてくれたのには脱帽でした。
この曲はワイノナ・ジャッドというカントリー歌手のカバーでした。
このヒットを受けて、ベビーフェイス自身も白人のカバーアルバムを出すんです。
それが今作です。
二曲の新曲を除いて、他は総て白人のSSWのカバーという驚きの内容でした。
1.Shower the People/James Taylor
2.Fire and Rain/James Taylor
3.Not Going Nowhere/Babyface
4.Time in a Bottle/Jim Croce
5.Wonderful Tonight/Eric Clapton
6.Knockin' on Heaven's Door/Bob Dylan
7.Longer/Dan Fogelberg
8.The Soldier Song/Babyface
9.Please Come to Boston/Dave Loggins
10.Diary/David Gate
どうです、中々興味深い選曲ですよね?
ベイビーフェイス自体も、唄い方が元々コテコテソウル系じゃないので、意外とマッチングしています。
元々の楽曲も良いので、耳心地の良いアルバムとなっています。
余りにも突拍子のない企画のせいか、名義もbabyfaceではなく本名のkenny edmondsとなっています。
ソウル好きもSSW好きも、カントリー&フォーク好きも気軽に聞ける好企画の一枚だと思います。
皆様にはジェームス・ティラーの名曲を。