湾岸戦争の終結日に録音された平和への祈りのLIVE
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第4弾!
「LIVE」 Noa&GIL DOR
1994年発売
本日紹介するのは珍しいイスラエルの歌姫。
Noa(ノア)ことアキノアム・ニノは戦火のイスラエルで育ちます。
決して恵まれた状況では無かった中ですが、音楽を勉強し、音楽学校で先生をしていたGIL DOR(ギル・ドア)という盟友と出会います。
ノアは後にパットメセニーのプロデュースでメジャーデビューするのですが、今作はその前にイスラエルで出されたLIVEアルバムです。
しかも湾岸戦争の終結日である1991年2月28日に録音されたという奇跡のアルバム何です。
当然この日に戦争が終結すると決まっていたわけではないので、人が来るかどうかも分からない状況で開催を決めていたそうです。
結果その日に終結し、アメリカ人兵士やイスラエルの兵士も観に来たそうです。
半分はノアのオリジナル曲で、中近東独特のメロディーラインが彼女の持ち味。
カバーも数曲。
ビートルズの(I WILL)(DRIVE MY CAR)やマドンナの(MATERIAL GIRL)、そしてJAZZのスタンダードと幅広い選曲。
どれもノア色に染めあげているのは凄い。
この後ノアはメジャーで活躍しますが、2020年に音楽活動30周年を記念して再びこのコンビで(Aftergllogy)という新作を出しています。
皆さんには二曲紹介を。
一曲は中近東メロデイーが印象深い(MISHAELA)というオリジナル曲を。
もう一曲はビートルズのカバー(DRIVE MY CAR)を。