サーフ音楽の歴史を変えた本物のサーファー
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第38弾!
「On&On」 Jack Johnson
2003年発売
本日紹介するのはかなり有名な存在なので、御存知の方も多いと思います。
なので紹介するの迷いましたが、ノラ・ジョーンズ同様、そのジャンルの歴史を変えた存在なので紹介します。
私がサーフ音楽を意識して聞いたのは1984年発売の山下達郎の(BIG WAVE)というサウンドトラック。
このアルバムを切っ掛けに達郎氏が影響を受けた、ザ・ベンチャーズやザ・ビーチボーイズの存在を知りました。
故に当時のサーフ音楽と言うのは、エレキギターベースの乗りの良い明るい曲調というイメージが支流でした。
当然自分もそういう認識でしたが、その認識を覆したのが本日紹介するJack Johnson(ジャック・ジョンソン)と言う人物です。
プロサーファーを目指していたものの怪我で断念。
そこから音楽にのめり込んだそうです。
元々ハワイのオワフ島の海沿いの出身だけあって、醸し出す音はオーガニックで潮の満ち引きの様な大きくゆったりとしたグルーブ。
ジャック自身の弾くアコーステックギターをベースに、ベースとドラムのシンプルな編成ながら、楽曲の良さで心地よいサウンドです。
ジャックの登場で、サーフ音楽は一気にオーガニック系へと変わりました。
そういう意味ではエポックメイキングな一枚だと思います。
とは言っても未だにサーフィンの大会では、リズムの激しい乗りの良い曲がメインなんで、どちらもありなんですけどね。
言い換えればサーファーの日常生活を表したかのような音楽ですね。
サーフインしなくても、聞いていて心地よい一枚です。
フルであがってましたので、皆様に。