Dr.JAZZと呼ばれるハモンド弾きがジャズに寄り沿ったLIVE盤
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介(R)第80弾!
「CIEN NOCHES」 Ben Sidran
2008年発売
本日紹介するのはSSWでもありハモンド・オルガン弾きの達人、ベン・シドランのLIVE盤。
ベンが参加したアルバムは既に紹介済み。
90年代は盟友ジョージ・フェイムとGO JAZZレコードという会社を設立し、自身たちのアルバムだけでなく才能あるリッキー・ピーターソンやウィル・リーの名盤を世に送り出した人物でもあります。
そんな彼も今や82歳。
まだ現役で活躍し、2年前には新作も出しているのは凄い事です。
どのアルバムもレベル高いし、通好みの出来栄えですが、私は一枚と言われたら今作をお勧めします。
ハモンドオルガンを自在に操るベンですが、今作はジャズに寄り沿ったLIVEアルバムです。
気の置けないミュージィシャン仲間と、小さな箱でジャズの演奏を楽しんでいるのがヒシヒシ伝わる内容です。
テクニックを見せつける感じではなく、他の楽器に寄り添うハモンドを奏でています。
でも時にはブリブリのカッコいい演奏も聞かせてくれて、聞いてるとドンドンテンションが上がっていきます。
松原正樹さんを紹介した時も書いたけど、もうこういう才能がありテクニックもあり、その上で音楽を愛し裏方に回れるミュージィシャンは生まれてこないと思います。
貴重なLIVEを皆様楽しんでください。