演歌歌手の様に苦節10年のディーバのデビュー作
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第33弾!
「Word of Mouth」 Jasmin
2002年発売
本日紹介する個人女性ボーカルは、才能を周りに認められながら、デビューまで10年もかかった、演歌歌手の様な道を辿った人物。
Jasmin(ジャスミン)は、本名をJasmin K.Willamsと言います。
デビューに時間がかかったのは、彼女自身の完璧主義の性格と、メッセージ性が強い歌詞のせいだと思う。
要約今作でデビューするのですが、今作のプロデュースをしたのが日本人のNob Kinnkawaというベーシスト。
私も初めて聞く名前でしたが、ベースのテクもあり、ジャスミンの様な不遇な才人をよくぞ見つけてデビューさせました。
今作も決して恵まれた環境で制作されたわけではないので、演奏は先述のNobのベースとパーカッションだけ。
あとはジャスミンの伸びやかでリズム感のあるボーカルのみです。
シンプル イズ ベストとは正にこういう音楽を言うのでしょう。
でもそれが逆に良い味を出してんです!
最少楽器でも全然飽きないし、ベースとパーカッションだけなのにグルーブ感が凄い!
そしてそれをも凌駕するジャスミンの歌声が素晴らしい!
全然知られてない存在ですが、ソウル・ゴスペル・ジャズをベースにした、スピリチャルでメッセージ性の強い名盤だと思います。
難し事は抜きにしても、音楽としてカッコいいです。
皆様にはノリの良いこの曲を。