トム・ウェイツ好きが溢れすぎて出来たアルバム
55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第56弾!
「temptation」 ホリー・コール
1995年発売
ホリー・コールと言えば(コーリング・ユー)という楽曲が有名。
砂漠のカフェを舞台にした名作(バックダッド・カフェ)という映画の挿入歌です。
ホリーの持ち歌だと思っている人が殆どだけど、オリジナルはジュベッタ・スティールとうシンガーです。
そのホリーが出した今作は、自身が大好きなトム・ウエイツのオールカバーアルバム。
こんな大胆な企画を纏めたのが、先日100年に一枚のアルバムと紹介したカサンドラ・ウィルソンの名盤をプロデュースしたクレイグ・ストリート。
今作も最高の裏方として大活躍です。
選曲もデビュー前の(I Want You)から、このシリーズで私が紹介した初期の名作(土曜の夜)など。
果てはタイトル曲の後期のアイルランドレーコド時代の(Temptation)まで。
幅広い選曲です。
演奏は基本ホリーコールトリオの二人(ピアノとベース)に、最小限のゲストが入ってます。
そしてホリーの低音ボイスが絶妙に絡んできます。
トム自身よりシンプルな演奏で、濁声に隠れて知られてないトムの楽曲の良さが浮かび上がります。
皆様にはLIVEでの演奏を。