残念ながら夭逝したリゾネーター・ギターの使い手
55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第86弾!
「PERFECT DAY」 クリス・ウイットリー
2000年発売
この人の存在も知っている人は相当少ないと思います。
私が初めて出会ったのは、何度もこのnoteでも名前が出ている奇才カサンドラ・ウィルソンの1983年の(ブルーライト・ティル・ドーン)という傑作アルバムの中。
アン・ピープルズの名曲(I Can’t Stand The Rain)のカバー曲。
カサンドラの歌と、ギターのみのアレンジなんですが、鳥肌が立ちました。
クレジットをみるとChris Whitley(クリス・ウイットリー)と言う人物でした。
調べてみるとリゾネーター(レゾフォニック)ギターの名手でした。
当然CDも買いあさったのですが、残念ながら、これぞ!というアルバムは無かったんです。
そして2000年に今作がが登場!
カバー集なんですが、聞く前から名盤決定でした。
何故って?
はいプロデューサーがクレイグ・ストリートだったからです。
既にクレイグ関連はこれだけ紹介済みです。
もうこの名前があったら間違いないです。
クレイグが連れて来たバックメンバーが二人のみ。
変態JAMトリオであるメデンスキー、マーティン&ウッドの、ビリー・マーティン(Dr)とクリス・ウッド(B)の二人。
そこにクリスの歌とリゾネーターギターだけのシンプルな構成。
時間も40分を切るコンパクトなアルバムですが、これが丁度良い。
派手さは全くないけど、ズーッと聞き続けられる名盤だと思います。
収録曲は今感じでです()内は本家です。
1.Spanish Harlem Incident(ボブ・ディラン)
2.Smokestack Lightning(チェスター・バーネット)
3.China Gate(ビクター・ヤング)
4.Drifting(ジミー・ヘンドリックス)
5.She's Alright(マディ・ウォーターズ)
6.Perfect Day(ルー・リード)
7.Wild Ox Moan(タージ・マハール)
8.Crystal Ship(ジム・モリソン)
9.Spoonful(ウィリー・ディクソン)
1.0Stones in My Pathway(ロバート・ジョンソン)
11.4th Time Around(ボブ・ディラン)
です。
もうロックとブルースの名曲満載です。
残念ながらこれからと言う時の45歳で肺がんで亡くなってしまいます。
生きてたらもっと凄いアルバム作ってたと思います。
現在娘のトリクシー・ウイットリーが、遺伝子を総て受け継ぎ大活躍しています。
皆様には全曲あがってましたのでぜひ!