プロフェッショナル達が集ったゴージャスな遺作
57歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介(R)第97弾!
「Life Journey」 LEON RUSSELL
2014年発売
本日紹介するのは言わずとも知れたレオン・ラッセル。
カーペンターズが唄った、(マスカレード)(スーパースター)や、自身で唄った(Song for you)(タイトロープ)など、名曲のヒット曲が多数ある存在。
失礼だけどむさ苦しい顔で、あんな繊細な美メロの曲が沢山あるのが不思議な存在でもあります。
72歳で亡くなるのですが、その前に出した遺作となったのが今作です。
プロデュースをしたのが、才人トミー・リピューマ。
そしてエグゼクティブ・プロデュースをしたのが、盟友エルトン・ジョンです。
この二人がプロフェッショナルのミュージィシャンを集めて完成させたのですから悪いアルバムになる訳がないです。
選曲も面白いです。
Come On In My Kitchin(ロバート・ジョンソン) I Relly Miss You(ポール・アンカ) N.Y State Of Mind(ビリー・ジョエル) Georgia On My Mind(ホギー・カーマイケル)。
加えて自身の曲やジャズのスタンダードです。
名曲に名演奏に重なる、レオンの決して上手くはない濁声。
このミスマッチが最高です。
同じくトミーがプロデュースしたDr.Johnのカバーアルバムと似た聞き心地です。
レオンのロック寄りの曲が好きな人には肩透かしかもしれないですが、彼の繊細な部分を見事に浮き彫りにした名盤だと思います。
皆様にはこの名曲のカバーを。