
人生で唯一最初から最後まで観た海外TVドラマ
55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第32弾!
「TWIN PEAKS」 オリジナル・サウンドトラック
1990年発売です。
今でこそ海外ドラマは年に何十本(韓国のとかも居れたら何百本かも)と日本で観れますが、昔は非常に珍しかった。
レンタル屋でアルバイトしてた私の記憶では、1987年の「V」というSFが日本に入ってきた海外ドラマの先駆けの気がします。
珍しさもあり大ヒットしたんですよね。
そこで海外ドラマに対する認知度が上がった矢先に出て来たのが今作。
しかも監督が異端児デビッド・リンチ!
リンチ監督は(砂の惑星)で興行的に大コケして、映画界でも使いずらい時期でした。
なのでTVドラマ制作でも受けたんだと思います。
これが大成功!
リンチ監督を知らない層にも認知度を上げたし、果ては映画化までされました。
私は今は亡き今野雄二さんが11PMで強力にプッシュしていたので観たのですが、正直一回目はよく分からない部分が多かった。
その理由は登場人物の多さ、そして総ての人間が怪しいという設定。
加えてリンチ監督の独特の世界観は一回では理解しきれなかった。
でも二度・三度ど観直したくなる不思議な魅力があり、観直す度に分かってくる部分もあり、あの頃計10回位は観直したかもしれない。
マークフロストとリンチの脚本の妙と、リンチ監督の映像美が凄いのは当然ですが、アンジェロ・バダラメンティの音楽が無ければ、この作品はここまで良くならなかったと実感する位素晴らしい!
直ぐにサントラも買って今でも時折聞いております。
この成功を経て、この後のリンチ作品は殆どアンジェロ・バダラメンティが音楽を担当。
また劇中にも登場するジュリー・クルーズという女性シンガーのアルバム(Fioating into the Night)もリンチ作詞・バダラメンティ作曲で作り上げ、名盤となっています。
2017年に続編も作られましたが、私はそこまで続編には嵌れなかった。
あの当時の登場人物達に会えるのは嬉しかったけどね。
という事で皆さんには劇中にかかる大好きなこの曲を。