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才人二人がたった3日間で作り上げた名盤
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第35弾!
「august 」 sara-jane morris
2002年発売
本日紹介するのはイタリアやギリシャで大人気の女性SSWのサラ・ジェーン・モリスの6作目。
一曲のオリジナルを除いて、総てカバー曲何でカバー集と言っても良いアルバム。
サラのアルバムは何枚も聞いてますが、そのアルバムもカバー曲が数曲収められていますが、ここまでカバー曲ばかりなのは初です。
このアルバムをプロデュースした上に、総ての曲でギターを弾いているのがマーク・リボー。
既にこのnoteでも紹介済みの独特のギターを弾く変態(?)ギターリストです。
意外や意外と言ったら失礼か、持ち味の奇天烈なフレーズは身を潜め、真っ当なギターを弾き、サラの歌声を活かすのに徹底しています。
サラの歌とマークのギターだけと言う曲も三曲あります。
その他も、最低限の楽器で兎に角シンプルな音達です。
才人同士が意気投合し、何と三日間で作り上げたそうです。
凄い!
選曲も面白いです。
01. Don't Leave Me This Way ギャンブル&ハフ
02. I Can't Stand The Rain アン・ピープルズ
03. Into My Arms ニック・ケイヴ
04. Chelsea Hotel レナード・コーエン
05. You Can't Put Your Arms Around A Memory ジョニー・サンダース
06. Piece Of My Heart ジャニス・ジョップリン
07. Blind Old Friends オリジナル
08. Move On Up カーティス・メイフィールド
09. Mercy,Mercy Me マービン・ゲイ
10. Try A Little Tenderness オーティス・レディング
11. Don't Explain ビリー・ホリデー
12. Whatever Gets You Through The Night ジョン・レノン
ロック・ソウル・ジャズと、サラが唄いたい曲だけを集めたそうです。
サラの抑えた濁声に寄り添うマークのシンプルだけど印象的なギター
もう三日で作りあげたとは思えない名盤です。
聞くなら俄然夜。
一人でウィスキーを傾けながら聞けば、嵌る事間違いなしです。
奇跡的に全曲上がってましたので皆様に。