
沖縄がOKINAWAだった時から唄い続ける伝説の存在
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介(R)第50弾!
「INTERLUDE」 世瀬山澄子
2005年発売
100枚のアルバム紹介三周り目も、遂に50枚目。
250枚のアルバム紹介してきたんですが、あっという間ですね。
最後の50枚噛みしめる様に紹介します。
さて本日紹介するのは、沖縄の生ける伝説的ジャズシンガーである。世瀬山澄子(よせやま・すみこ)という存在。
沖縄という土地は島唄をベースにした非常に興味深い音楽が沢山あります。
過去にもnoteで紹介してきました。
沖縄本島ではないけど、奄美大島の伝説的シンガーも紹介済み。
本日紹介するのアルバムは島唄抜きのド直球JAZZ.
しかもいい意味で、新しいアレンジをせずに、古き良き音を聞かせてくれる一枚。
過去の悲惨な戦争で沖縄がアメリカだった時代から、ジャズシンガーとして活動していた澄子さん。
80年代には有名な外人ジャズメン達と共演したり、アルバムも出してました。
沖縄が本土復帰をした年に、自身のお店(インタリュード)を開店させ、音楽とお店の両立をさせてました。
今作は20年ぶりのアルバムで、自身のお店の名前をつけた意欲作です。
南博(P) 安ヶ川大樹(b) などの日本のジャズメンの重鎮が参加。
加えて現代ジャズを引っ張る奇才・菊池成孔(sax)も参加しております。
世瀬山さんの唄声も、決して滅茶苦茶上手いという感じではなく、味のある深みのある感じです。
今で言うとケイコ・リーに近い感じかな?
声を張り上げる事無く、淡々と歌い上げる姿に、何時しか引き込まれていきます。
現在84歳。
哀しみも、憎しみも、全部経験してきた世代の唄声には説得力があります。
皆さんには自身のお店でのLIVE映像を。
一度行ってみたい、、、、。