無神論者の私も思わず祈りそうになる歌声
55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第68弾!
「SPIRITUALS&GOSPEL」 メイビス・スティプルズ&ラッキー・ピーターソン
1996年発売
正式には(スピリチャルズ&ゴスペル~マヘリア・ジャクソンに捧ぐ)というタイトルがついてます。
そのタイトル通り、ゴスペルシンガーでありキング牧師らと公民運動の先頭に立った伝説的女性マヘリアへのオマージュを捧げたアルバム。
唄はスティプルズ・シンガーズのメインボーカルのメイビス・スティプルズと、ギターと鍵盤両方をこなす才人ラッキー・ピーターソン。
もうこの二人はドンピシャのコンビです。
所謂教会で歌われる讃美歌ばかりですが、難しい事抜きにして聞いていて世界にはまり込みます。
時にピアノ、そして時にパイプオルガンだけで、後はメイビスの迫力ありながらも抑えた歌唱がどんどん身に染みてきます。
私は無神論者ですが、聞いていると何かに祈りたくなるから不思議です。
ゴスペルだからとか、讃美歌だからと聞くのを躊躇う人が殆どだと思いますが、これは聞いておかないと損する一枚です。
SOUL&BLUES好きは当然、ロック好き、いや音楽好きは、皆聞いて欲しい一枚です。
皆様には個人的に一番好きなこの曲を。