ノラ・ジョーンズになり損ねた女性ボーカリスト
55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第59弾!
「once blue」 ワンス・ブルー
1995年発売
本日紹介するアルバムも知っている人は少ないと思います。
女性ボーカルのレベッカ・マーティンとギターのジェシー・ハリスの二人の男女ユニット。
ジャンル的にはオーガニック系(?)ですかね?
ジェシー・ハリスの名前を聞いてピンと来る人は居ると思います。
そうですノラ・ジョーンズの大ヒット曲(Don't know Why)の作曲者で、世界中で大ヒットしたファーストアルバムの大功労者でもあります。
ノラのファーストが出たのが2002年なので、それよりも7年早く今作は世に出ていました。
出会いはタワーレコードの視聴機でした。
あの当時は月に一回は名古屋のタワーレコードに出かけ、視聴を聞いて新しい音楽を探して居ました。
その時に出会ったんです。
レベッカの心地よい歌声と、複雑なコード進行だけど馴染みやすいメロディーを作るジェシーに一発で嵌り、その当時毎日聞いてました。
これからが楽しみで仕方ないユニットだったんですが、何があったか分からないけど二年で解散。
後に幻のセカンドみたいなのは出たけど、実質今作で終ってしまったんです。
その後レベッカはソロ活動、ジェシーはノラ・ジョーンズと他の仲間たちとバンドを組み、先述したノラの奇跡のファーストアルバムへと繋がり、大ヒットを受け、ジェシーは一躍超有名な作曲者(自身も歌うけど)となりました。
レベッカのソロも聞いたけど、悪くはないけど、やはりジェシーの曲を超えるモノには出会わなかった。
もう少し長くやってたら、レベッカはノラの様な存在になってたかもしれない。
唄のレベルや声質はそれほど差がある感じはしなかったので。
俗にいうこれが運命の分かれ道なんでしょう。
今聞いても癒される一枚。
流石にYou Tubeにも殆ど上がってなくて、唯一今作の中で上がっていたこの曲を皆さんに。