100枚目にして原点回帰のAORのセルフリメイク作
55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介100弾!
「SAUDADE」 Stephen Bishop
2009年発売
遂に100枚目の紹介です。
今年初めにnoteを書く事を決めて、半年余り。
100記事遠いと感じたんですが、アッと言う間でした。
始める時に王道ではなく、スキマ音楽をメインにAORやBCMやワールドミュージックを紹介していくと書いたので、最後は原点回帰でAORの名盤を紹介します。
AORファンなら誰しもが知っている(スティーヴン・ビショップ)のセルフカバー集です。
1976年にデビューし、自身のアルバム&映画の挿入局で大ヒットを飛ばしてきた人物。
あるあるで暫く余り名前を聞かなかった中、突如として登場したのが今作。
初期の大ヒット曲&名曲をボサノバ風にリ・アレンジされています。
これが本当に聞き心地最高で、100回どころか何度聞いたか分からない位の愛聴盤です。
アレンジも良いんだけど、やはり美メロというか楽曲の素晴らしさがずば抜けています。
決して物凄く難しいコード進行を使っている訳ではないのですが、湧き出る様な心地よいメロディーの羅列に夢心地になります。
そういう部分は、一枚目に(無人島に持って行く一枚)として紹介したキャロルキングの(タペストリー)と肩を並べる名盤だと勝手に思ってます。
反論ある方もいると思うけど、やっぱり音楽はメロディーが大切だと実感します。
最近のトラックがカッコいいだけで、流行る音楽にはオジサンは付いて行けないです。
今作は、エリック・クラプトン ケニー・ランキン アール・クルーなどの素晴らしいミュージィシャン達が参加もしています。
SAUDADE(サウダージ)とは、ポルトガル語で(郷愁)という意味合い。
絶妙なタイトルだと思います。
日本人なのに、今作を聞くと何故か懐かしい気持ちになります。
皆様には1974年のAORの始まりと言われるニック・デカロの超名盤(イタリアン・グラフティー)にステーヴンがデビュー前に書いたこの曲を。
泣けます。
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