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洋楽を見事にJ-POPに落とし込んだ男の早すぎる死

56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介を日々しておりますが、本日は番外編。

先程NEWSでSSWのKANさんの死が伝えられました。

61歳と言う若さで、メッケル憩室癌という、日本では数例しかない病気だったそうです。

KANさんと言えば(愛は勝つ)の大ヒットで一躍有名になりましたが、当時尖っていた私には、こんな曲ビリー・ジョエルの(Uptown Girl)のパクリじゃん!

と、余り良い印象を持ってませんでした。

その後何かの機会にKANさんの(プロポーズ)という曲を聞いて驚いたんです。

一曲の中で何度も転調する複雑なコード進行だけど、めちゃ染み入る曲だったんです。

雑誌の記事で、この曲についてKANさん自身が語っていて、この曲はスティービー・ワンダーの(Over Joyed)を聞き衝撃を受け、真似させて貰いましたと。

惜しげもなく元ネタを語るKANさんに、そうか!この人は本当に洋楽が好きで、それを自身に取り込み音楽を作っている人なんだと見方が変わりました。

かと言って、アルバムをちゃんと聞いたことは一度も無いし、それほど深くハマった人ではなかった。

でも時折YouTubeとかで偶然みかけ新曲を聞いたりすると、本当に曲作りが上手いな~と感心させられました。

死因まで海外の難病の真似しなくてもいいのに・・・・。

晩年はヒット曲こそなかったけど、良い曲沢山書いてました。

R.I.P

後期の曲で私が一番驚いたバラードを。

デビッド・フォスターばりのコード進行の美メロバラードです。


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