PopsやRockとの相性が抜群のベテランソウルシンガー
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第41弾!
「I've Got My Own Hell to Raise」 Bettye LaVette
2005年発売
本日紹介するのはベティ・ラヴェットというソウルシンガー。
1946年生まれで、何と14歳でデビューして現在進行形で大活躍する超ベテラン。
ベテランにあるあるで、一時期は活動もなくアルバムも出ていなかったのですが、2000年に入り復活。
その立役者がこのnoteでも紹介したジョー・ヘンリーというプロデューサー。
ベテラン再生工場と言われる程、勢いのなくなっていたベテランを復活させるのが本当に上手いんです。
今作も見事にベティーの良さを引き出しています。
ソウルシンガーですが、今作は女性アーティストにPopsやRockのカバー集となっています。
選曲はこんな感じです(楽曲と本家の名前です)
1.I Do Not Want What I Haven’t Got (Sinead O’Connor)
2.Joy (Lucinda Williams)
3.Down To Zero (Joan Armatrading)
4.The High Road (Sharon Robinson)
5.On The Surface (Rosanne Cash)
6.Just Say So (Cathy Majeski/John Scott Sherrill)
7.Little Sparrow (Dolly Parton)
8.How Am I Different (Aimee Mann)
9.Only Time Will Tell Me (Toni Brown)
10.Sleep To Dream (Fiona Apple)
ドリー・パートンから、フィオナ・アップルまで、新旧の女性シンガーからの選出。
この辺りはジョーヘンリーの手腕が十分発揮されていますね。
そして何を差し置いてもベティーの歌声が最高!
この歌声は若い子には出せないし、技術を超えた長年の積み重ねでしか出ない声だと実感します。
この後もブリティッシュロックのカバー集や、精力的にアルバムを出していきますが、どれも甲乙つけがたい名盤です。
どれを紹介しようか迷ったんですが、初めに聞いた今作にしました。
ジョーヘンリーの名がなかったら、私も聞かなかったかもしれなかった一枚。
奇跡の出会いだったのでインパクトが強いです。
プロデューサーや参加しているバックバンドでアルバムを聞く事が多い、変わった音楽の聴き方が、時折こういう素晴らしいアルバムと出会わせてくれます。
皆様にはルシンダ・ウィリアムスのカバーを。
めちゃロックしてるけど、ソウルも感じる気迫ある歌声に皆さんノックアウトされるの間違いないですよ!
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