裏方から表に飛び出したアルバム
55歳のオヤジが人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第14弾!
「Baby Blue」 伊藤銀次
1982年発売です。
伊藤銀次さんとの出会いは、ジュガーベィブ。
その時はあまりピンと来なかったんですが、その後に伝説のナイアガラトライアングルVol.1に大瀧詠一・山下達郎と共に選ばれて驚いた記憶があります。
一見華々しいデビューですが、大瀧&山下氏と同じく全然売れなかった。
ですが裏方としては竹内まりやに曲を提供したり、佐野元春の初期をプロデュースしたり、歴史的番組(笑っていいとも)のテーマ曲(ウキウキウォッチング)を作ったりと大活躍しています。
このまま裏方となってしまうのか、と思ってた時に登場したのがこのアルバム。
何か一気にはじけたというか、キラキラした印象です。
ベースは洋楽をベースにしたAOR&POPSという感じ。
特にタイトル曲の(Baby Blue)は今聞いても気持ちがワクワクします。
当時流行っていたオリビア・ニュートンジョンの(ザナドウ)に似てるのは御愛嬌。
兎に角伊藤銀次氏の持つ明るいポップ感に溢れた一枚となってます。
この後も数枚似た様なアルバムを出しますが、これ以上に売れたのは無かったです。
イカ天の審査員とか、プロデュースとか、結局は裏方の方に戻りましたが、持ち味は発揮してくれました。
裏方が本の一時表に出た名盤だと思います。
皆様にはタイトル曲であり代表曲のこの曲を。