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バリトン声楽家ロックを唄うの巻

56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介(R)第41弾!

「Wait for Me」 jubilant sykes

2001年発売

本日紹介するのは今まで紹介した作品の中でも、もっとも聞いている人が少ない一枚かもしれない。

それはマイナーというより、元々のジャンルにあると思う。

ジュビラント・サイクスというアフリカ系アメリカ人は、世界中の交響楽団と共演するバリトン声楽家だからです。

ROCKやJAZZやSOULなどの商業音楽を聴いている人には中々接点のない存在ですね。

かく言う私も全く知らない存在でした。

では何故このアルバムを聞いたかというと、ハイもう何度も言っているクレイグ・ストリートという名プロデューサーの名があったからです。

今後もクレイグのプロデュース作品何作も紹介予定ですが、特にこの時期に沢山聞いた気がします。

才人であるクレイグが、どうしてもプロデュースしたくて、全然ジャンルの違うジュビラントを口説きに口説いて出来た一枚だそうです。

面白いのが普段絶対の歌わないであろうROCK中心の商業音楽ばかりの選曲。

1.If I Should Fall Behind(ブルース・スプリングスティーン)
2.John The Revelator(サン・ハウス)
3.Have A Little Faith In Me(ジョン・ハイアット)
4.Love In Vain(ロバート・ジョンソン)
5.Today(ジェファーソン・エアプレイン)
6.It Might As Well Be Spring(リチャード・ロジャース&オスカー・スタインⅡ世)
7.Ring Dem Bells(ボブ・ディラン)
8.Angel's Lullaby(サイクス)
9.God Only Knows(ビーチ・ボーイズ)
10.Death Is Slow, Death Is Sure(レッド・ベリー)
11.Wait Till You See Her(ロジャーズ&ハート)
12.Take It With Me(トム・ウェィツ)

ROCKをあまり聞かない私は、元曲も知らない楽曲が何曲かある位です。

バリトン声楽家とROCKの組み合わせなど想像も出来なかったんですが、想像を超えるマッチングです。

才人同士お互いの良さを出し合い、決して流行りにおもねる事なく重厚で神がかった内容のアルバムを作り上げました。

売れるとか売れないとか度外視して完成させた奇跡の一枚だと思います。

原曲との印象の違いに賛否あると思いますが、ワン&オンリーなのは間違いないです。

皆様にはブルース・スプリングティーンのカバーを


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