目指したのは第二のカサンドラ・ウィルソン
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介(R)第57弾。
「Dreaming Wide Awake」 Lizz Wright
2005年発売
本日紹介するのは黒人女性ソウル・ジャズシンガーである、リズ・ライト。
2003年にデビューしているのですが、その時はプロデュースをトミー・リピューマーがしており、上質なジャズアルバムでした。
そこそこ話題になったのですが、今一つ突き抜けず。
そこで登場するのが我らが(笑)クレイグ・ストリート!
ヒット請負人にして名盤請負人。
様々あるクレイグの仕事の中で、やはり最大の功績はカサンドラ・ウイルソンだと思います。
もう出会った人総てに勧めれる名盤だと勝手に思ってます。
クレイグは、リズにも同じ魔法をかけます。
カサンドラ同様、ニール・ヤングやジョー・ヘンリーやヤングブラッドのカバーや、ジャズの名曲。
そしてオリジナルにはジェシー・ハリスやチョコレート・ジーニアスを起用。
演奏陣もデビッド・ピルチ(B)や、ビル・フリーゼル(G)など、クレイグ人脈ならではの才人達が脇を支えています。
カサンドラがブルース寄りのジャズだったのに対して、リズはフォークロックやブルーグラス風味。
なので初めは少し地味に感じるかもしれないけど、噛めば噛むほど良さの出てくる一枚です。
残念ながらカサンドラの名盤には敵わないけど、今作も中々の出来栄えです。
リズは今年も最新作を出して居て、精力的に活動中です。
皆様にはジェシー・ハリスが提供したこの曲を。