アメカジを着こなす、大人のアイドルポップ
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第80弾!
「AGE OF VINTAGE」 矢舟テツロー
2010年発売
本日紹介する日本のピアノ弾きでありSSWの存在も、才能があるのに今一つメジャーになっていない。
私が初めて矢舟テツローを知ったのは今作にも入っている山下達郎の名曲(甘く危険な香り)のカバーをした動画。
決して上手くはないけど、軽快に唄う甘い声と、転がる様なピアノに驚かされたんです。
早速GETしたのが今作。
ジャズやPOPSをベースにしたキラキラの音に溢れた一枚でした。
本人自ら(座って聞ける、大人のアイドルポップ)と宣言するように、お酒を飲みながらワイワイ言いながら聞ける音楽だと思います。
二曲以外は本人のオリジナルですが、作曲能力も高いと思います。
難解な曲ではないけど、やっている事は結構ツウ好み。
このnoteでも紹介した、大好きなジョージ・フェイムが彼の楽曲を称賛したのも頷けます。
確かに目指してる路線は同じだと思います。
日本は大人になると聞ける音楽が極端に少なくなる国。
なので皆さん若い頃に聞いてた音楽を再び聞くか、演歌に行くしかない状況。
それはそれで悪くはないけど、やはり海外の様に大人が楽しめる音楽がもっとあるといいな~と普段から感じてます。
矢舟テツローはその道を究めれる存在だと勝手に思ってます。
JAZZベースだけど決して難解じゃない。
やってる事は凄いけど、聞き手にそれを感じさせず聞きやすい。
盛り上がるけど、決して立ち上がって騒ぐ系ではない。
綾小路きみまろ並の中高年の味方です(笑)
未だ聞けてないけど、最近小西康陽プロデュースでピチカートファィブの名曲たちをカバーしたアルバムも出しております。
何時か聞いてみたいですね。
皆様には軽快なスウィングジャズ系POPSを。