白人は総てを奪っていったけど、声だけは奪えなかった
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第53弾!
「Djin Djin」 Angelique Kidjo
2007年発売
本日紹介するのはアフリカのベナン共和国出身のアンジェリーク・キジョーという女性シンガー。
1981年にデビューしてるのですが、私が知ったのはアフリカの何処かで開催されたフェスの映像。
キジョーが登場して直ぐにこう言ったんです。
(白人たちは私達から総て奪って行ったけど、声だけは奪えなかった)と。
そのセリフの後、ジミヘンの(ヴードゥ・チャイルド)のカバーをアフリカリズムで唄ったんです!
もう鳥肌もんでした。
そりゃすぐにCD買いました(笑)
2002年発売の(アイヴォリー・ソウル)という一枚から聞いたのですが、これが実に素晴らしかった!
その後10年位は新作が出ると総て聞いていました。
どのアルバムも出来が良いので、どれを紹介しようか迷ったのですが、多彩なゲスト陣が参加している今作を選びました。
ピータ・ガブリエル アリシア・キーズ ブランフォード・マルサリス カルロス・サンタナ ジョス・ストーンと、新旧の色んなジャンルのミュージィシャン達が参加しています。
曲調はアフリカのリズムを基調として、R&BやHipHopやワールド系の楽曲。
アフリカ音楽に馴染みが無くて聞きやすい造りとなってます。
現在も大活躍してますし、アフリカ系黒人としてのアイデンティティーを無くすことなく、メッセージ性の強い歌詞の歌も唄い続けています。
やっぱ音楽のルーツはアフリカですね。
皆様にはアフロビートが心地よいこの曲を。