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【生成AIユースケース②】「小学生にもわかるように説明してください」で自分の理解を深め腹落ちさせる


小学生にもわかるように説明して!生成AIで理解を深める方法

より実務に直結した生成AIのユースケースを紹介するコーナー。今回は自分がちょっと難しいと思っている内容について「小学生にもわかるように説明してください」というプロンプトを使うことで、理解を深める方法についてお話しします。
ぶっちゃけ、自分はこのプロンプトが一番使う頻度が高いです。ベーシックなプロンプトですが、わりと有益であると思っています。
この方法を使えば、初めて学ぶ人でも分かりやすく説明ができ、さらに自分自身の理解も深まります。この記事では、その具体的な使い方や効果的な例について紹介します。
(以下、AIに記事執筆をアシストしてもらっています)

なぜ「小学生にもわかるように説明する」ことが大事なの?

理解の確認

「小学生にもわかるように説明してください」というプロンプトを使うと、複雑な内容をシンプルにする必要があります。この過程で、自分が本当に理解しているかどうかを確認できます。例えば、難しい専門用語を使わずに説明できるか試してみると、自分の理解がどれだけ深いかがわかります。

頭の整理

情報を整理して、シンプルにすることで、頭の中がスッキリします。情報を整理することは、頭の中に新しい知識をしっかりと入れるのに役立ちます。つまり、自分自身の理解も深まるのです。

コミュニケーション能力の向上

シンプルな言葉で説明する練習は、他人に説明する際にも役立ちます。友達や同僚、家族に何かを説明する時に、相手がすぐに理解できるようになります。

具体的な例

では、具体的にどのように「小学生にもわかるように説明する」か、いくつかの例を見てみましょう。

例1: ブロックチェーン

難しい説明

ブロックチェーンは、分散型の台帳技術であり、ビットコインなどの暗号通貨で取引の透明性とセキュリティを確保するために使用される。

小学生にもわかる説明

ブロックチェーンは、みんなで使う大きなノートみたいなものです。このノートには、誰が何を持っているかが書いてあります。みんながそのノートを見れるので、ズルができません。これでお金の取引が安全にできるんだよ。

例2: 人工知能(AI)

難しい説明

人工知能は、人間の知的活動を模倣するコンピュータシステムであり、機械学習やディープラーニングなどの技術を用いて、自動的に学習し、問題解決を行う。

小学生にもわかる説明

人工知能は、コンピュータがお勉強して賢くなることです。コンピュータがいろいろなことを覚えて、自分で考えて答えを見つけるんだよ。

例3: クラウドコンピューティング

難しい説明

クラウドコンピューティングは、インターネットを介してリモートサーバーにアクセスし、データを保存、管理、処理する技術である。

小学生にもわかる説明

クラウドコンピューティングは、インターネットを使って、大きなコンピュータにデータを預けることです。自分のコンピュータがいっぱいでも、どこでも使えるんだよ。

応用例1:論文の内容をわかりやすく解説してもらう

題材:東京大学が発表した、電気化学に関する新理論

発表概要

東京大学大学院工学系研究科の山田淳夫 教授、竹中規雄 特任講師、コソンジェ(Ko Seongjae) 助教、北田敦 准教授らのグループは、固体科学の概念を液体である電解液(注1)に展開し、電極-イオン間の電子授受のしやすさ(電極電位、注2)を記述する電気化学理論モデル(液相マーデルングポテンシャル)を新たに提唱した(図1)。本研究では、数値シミュレーション(分子動力学法、注3)を用い、電解液中でリチウムイオンの感じる静電的な居心地の良さ(液相マーデルングポテンシャル)を直接計算することで、従来の古典的理論では扱うことのできなかった、濃厚電解液における電極電位の定量評価に初めて成功し、100年来の未解決問題を解決した。また、電解液に依存する電極電位シフトの物理的起源が、電解液中のリチウムイオンの液相マーデルングポテンシャルのシフトに起因することを明らかにした。これにより、本質的知見に基づく電池材料の全体最適化と二次電池の革新的性能発現に貢献すると期待される。

本研究成果は、2月19日付の英国の学術雑誌Nature Communications電子版に掲載された。

https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2024-02-20-001

よくわからん、って感じですよね。これを解説してもらいました。

生成AIの回答例

はい、東京大学の研究チームが電気化学の100年来の難問を解いたという内容を、小学生にもわかりやすく説明してみますね。電池の中には、プラスとマイナスの電極があって、その間に電解液という特別な液体が入っています。電池が働くときは、プラスの電極からマイナスの電極へ、リチウムイオンという小さな粒が電解液の中を泳いで移動します。ここで問題になるのが、リチウムイオンが電解液の中で感じる「居心地の良さ」。これが電池の性能に大きく影響するんです。

例えば、プールで泳ぐ時のことを想像してみてください。水の中を泳ぐのは気持ちいいですよね。スイスイ進めます。
でも、プールにジュースを入れたらどうでしょう。ドロドロしていて、泳ぎにくくなりそうですね。リチウムイオンも同じで、電解液の中を移動するときに、周りの環境が変わると、泳ぎにくくなったり、スムーズに進めなくなったりします。東京大学の研究チームは、リチウムイオンが電解液の中で感じるこの「居心地の良さ」を、コンピューターを使って計算する新しい方法を見つけました。

そして、電解液の濃さが変わると、リチウムイオンの居心地の良さがどう変化するかを明らかにしたんです。これは、まるで、プールの水に入れる食塩の量を変えながら、泳ぐ人の動きやすさを予想するようなものですね。この研究のおかげで、電池の性能を良くするための電解液の作り方がわかるようになりました。

リチウムイオンがスイスイ泳げる、居心地の良い電解液を作ることで、より良い電池ができるようになるんです。このように、難しい電気化学の問題も、身近な例えを使うと、小学生にもわかりやすく説明できますね。
研究チームの発見のおかげで、未来の電池はもっと良くなるかもしれません。

Claude-3( Perplexity版)の回答

濃厚溶液を「ドロドロの液体」という風に、イメージしやすく噛み砕いて説明してくれました。どんなプールなんだってのは置いておき、化学を専攻した人でなくても、イメージで概要は理解できるのではないでしょうか。

自分の理解を深めるために

よくわからない言葉を使ってみる

例えば、「量子コンピュータ」という言葉について、自分の理解が曖昧だと感じたら、生成AIに「小学生にもわかるように説明してください」と聞いてみます。

生成AIの回答例

量子コンピュータは、普通のコンピュータと違って、もっとすごい計算ができる新しいタイプのコンピュータです。普通のコンピュータが一度に一つのことしかできないのに対して、量子コンピュータはたくさんのことを同時にできます。

よく理解してなかった言葉を明確にする

例えば、「エコシステム」という言葉を使う時、自分が本当にその意味を理解しているか確認します。

生成AIの回答例

エコシステムは、自然の中で生き物や植物がどうやって一緒に暮らしているかのことです。例えば、森の中では、木が酸素を作り、動物がその酸素を使って生きています。みんながお互いに助け合っているんだよ。

まとめ

「小学生にもわかるように説明してください」というプロンプトを使うことで、複雑な内容をシンプルに理解しやすく説明することができます。この方法は、自分の理解を確認し、頭を整理し、他人にわかりやすく伝えるスキルを向上させるのに非常に効果的です。

また、このプロンプトは、自分がよく理解していない言葉や概念を明確にするための強力なツールとなります。生成AIを活用して、難しい概念を簡単に説明し、深い理解を得るための第一歩を踏み出しましょう。

ぜひ皆さんも、生成AIを使って「小学生にもわかるように説明してください」というプロンプトを試してみてください。きっと、新しい発見や気づきがあるはずです!

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