Apple Vision Pro 体験してきた:30分で感じた未来のテクノロジー
Apple Vision Proが6/28に日本に上陸しました。アメリカで発売されてから長かった…。昨年のWWDCでの発表から随分と時間が経ち、事前にYouTubeなどでレビュー動画などは色々見ていたので大方の予想はついていましたが、それでも百聞は一見にしかず、もとい百見は一体験にしかず、ということで、実際に体験してきました。
結論として「ほほう、こういうことかあ」とAppleの技術力とコンピューターの未来を感じることができました。簡単ですがデモのレビューとして共有します。
デモ体験はApple Storeにて
革新的なデバイスを体験するため、わくわくしながら大阪の心斎橋Apple Storeに向かいました。なお体験には予約が必須でした(調べとけよ!って感じですが…)。店内に到着して気づき焦りましたが、何度か予約画面をリロードしていると30分の枠が空きが現れてくれてそこをすかさず確保し、なんとかとんぼ帰りという事態を避けられました。体験されたい方は事前の予約を忘れないようにご注意ください。
没入感がすごい
予約の時間が来ていよいよVisionPro本体とご対面です。最初にスタッフの方よりフィッティングの準備と操作の説明などをしていただきます。
操作してまず驚いたのは没入感の素晴らしさです。ビデオシースルー技術により、現実世界とデジタルコンテンツが見事に融合し、新しい世界が広がりました。事前にYouTubeなどでガジェット系の人が言っていたように、イマーシブ機能の没入感がすごいです。
その中でも、一番すごいと思ったのがスポーツ観戦の体験でした。臨場感がありすぎて、本当にその場にいるような感じになります。ボールが飛んでくると仰け反ってしまうくらい。高所での映像はちびりそうになりました。
操作性がすごい
操作性は非常に優れていました。視線とジェスチャーによる直感的な操作方法にすぐに慣れ、スムーズに様々な機能を使いこなせました。重さについては、30分のデモ中は特に気にならなかったものの、長時間使用する場合は少し負担になる可能性があるかなと感じました。
画質はまあまあ、音質はも一つ
一方、画質については、まあまあという印象でした。レンズから見える映像は8Kの高解像度ディスプレイをとのことですが、現実世界ほどのシャープさには及びません。
また、本体から直接出てくる音質はもう一歩という感じ。ただ、ここはAirPods Proを併用すればより良い体験が得られるかもしれません。
まとめ
Vision Proのデモ体験はテクノロジーの未来を垣間見るような興奮に満ちたものでした。没入感と操作性の素晴らしさは、これまでのVRやARデバイスとは一線を画しています。画質や音質、重さなど改善の余地はありますが、空間コンピューティングの可能性を十分に感じさせてくれました。
Apple Storeのスタッフの丁寧な説明と対応も印象的で、新しいテクノロジーを理解する上で大きな助けとなりました。Apple Vision Proは、エンターテインメントや仕事の方法を変革する可能性を秘めた、革新的なデバイスだと言えるでしょう。
60万円という価格、まだキラーアプリとなるものがないこと、初号機の荒削りでプロトタイピング的なところを考えると、今回実際に購入するのはないかな、というのが正直なところです。しかし、価格がこなれ、機能がアップしてきたら間違いなく買うと思います。
未来のコンピューターのあり方を、ほのかにでもこの身で感じることが出来た1日でした。