
学生目線で小須戸ARTプロジェクトの楽しみ方、リーフレットが完成
トビラプロジェクト報告会に参加
先日、「トビラプロジェクト」に参加した学生たちの活動報告会に参加しました。ご存じない方のために、「トビラプロジェクト」は、以下のような取り組みです。
新潟県内外の学生が、「もっと深く地域を知っていろいろな人と出会ってほしい」「かけがえのない経験をして、未来のあなたに活かしてほしい」。そんな思いから、学生が夏~秋のある期間に地域の団体に関わり、地域と学生でともに取り組むプロジェクト「トビラ」が2019年からスタートしました。
今年度、小須戸ARTプロジェクトでは、トビラプロジェクトに初めて参加して、学生を受け入れました。
募集の結果3名の学生が参加することになり、学生たちは9月から11月の間にそれぞれ2~5回ほど小須戸を訪れ、作品制作中の作家の手伝いや、作品展示中の会場での来場者受付などを体験していったのでした。
小須戸ARTプロジェクト全体としては、例年6月頃に作家の募集を開始し、そこから作家の選考、決定、作家の受け入れ対応、そして作品展示…と、様々なプロセスを経て運営しているのですが、トビラプロジェクトでの学生受け入れの時期が9月から12月ということで、プロジェクトの一部分を体験してもらった、という形です。

学生たちはこれまで小須戸を訪れたことがなかったそうですが、プロジェクトへの参加をきっかけに、地域について知り、考える機会を持つことができたそうです。また、報告の中で、普段の生活の中ではあまり関わりを持つ機会のないアーティストとの交流を通して、自身で何かを形にして残すことへ関心を高めたり、プロジェクトを運営することの大変さについても、感じてもらえたようでした。
この他、報告会では、亀田や新潟下町、西蒲区などで各地の活動に参加した学生たちの活動報告も聞いてきましたが、それぞれの活動の参加者たちも、それぞれの地域の魅力や課題のリアルを体験したようでした。
人口減や少子高齢化等の社会や地域の課題についてはあちこちで様々な議論がなされていることと思いますが、机上で議論するだけでは何も動かず、変わらないことは、地域で活動を続けている中で常々感じています。こうした機会にリアルな地域、活動の現場を感じた学生たちが、今後の生き方の中のどこかででも、その経験を活かしていってくれるとうれしいですね。
プロジェクトの楽しみ方を伝えるリーフレット
さて、小須戸を訪れた学生たちは、トビラプロジェクト参加の成果物として、小須戸ARTプロジェクトの楽しみ方を紹介するリーフレットを作ってくれました。
以下、画像を掲載しておきます。


プロジェクト終了後にアーティストにインタビューをしたり、イラストを用いたり、自分で感じたプロジェクトの楽しみ方を紹介したり、工夫を凝らした紙面になっているのかな、と思いますが、いかがでしょうか。
なお、リーフレットのPDFデータはプロジェクトWebサイトに掲載しています。
印刷物も今後のプロジェクトに関係売るイベントなどで配布します。見かけることがありましたら、ぜひお手に取ってみてください。