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小須戸ARTプロジェクト2023 作品公開を開始!

小須戸ART プロジェクトは、全国公募で選ばれたアーティストが地域に滞在し、地域資源の調査やそれをもとにした創作活動に取り組むAIR(Artist In Residence:アーティスト・イン・レジデンス)事業です。

10月7日(土)午前10時から、今年度のプロジェクト参加作家2名が制作した作品の公開を開始しました。当日は町屋ラボ、旧木山屋倉庫の2つの会場に作家が在廊して、来場された方々に作品の解説などを行いました。

また、午後1時からは、作品解説ツアーとして、参加された方々と一緒に作品と町を巡る機会を設けました。少人数でのツアーでしたが、県外からの来場者もいらっしゃり、参加された皆さんも楽しまれた様子でした。

今回は、作品解説ツアーの様子をご紹介します!


町屋ラボ

町屋ラボでは、イラストレーターの高橋キャスさんが公開制作を行っています。制作している作品は、140㎝×140㎝の水彩画をベースとした平面作品です。

水彩画に用いるのは、町の傍を流れている信濃川に関連する水です。
信濃川で取水された水道水、アトリエのある中之条町の野反湖で採取した水(信濃川の上流で、千曲川に流れ込んでいるそう)、そして、リサーチ期間中に訪れた、信濃川の源流、甲武信ケ岳で採取した水。

これらの水を用いて水彩絵の具で着色した紙に、小須戸地域に滞在する中で見聞きした動植物のモチーフを描いていきます。

作品の解説をする髙橋さん
公開制作中の作品は、会期半ばまでには完成する予定

何の動植物を描いているかは作者として決めることはせず、鑑賞者の受け取り方に任せる、ということです。

この他、会場には昆虫や動植物をモチーフにした小作品も展示しています。

一部の作品は、ブラックライトを当てると…。
ぜひ会場で楽しんでみてくださいね。

小作品にブラックライトを当てると…⁉

会  場:町屋ラボ(新潟市秋葉区小須戸3668-3)

公開日時:会期中随時 10:00~16:00頃

展示作家:髙橋 キャス(イラストレーター)


旧木山屋倉庫

旧木山屋倉庫では、現代美術作家の三本木歓さんの作品を展示公開中。
展示作品は、小須戸の三・八の市に関するリサーチの成果を、市の近くに建つ木造倉庫の空間を使って表現したインスタレーション作品です。

三本木さんは、昨年度1週間地域に滞在しながら市に関する様々なリサーチを行い、それを踏まえて今年10月3日には、実際に三・八の市に出店を行いました。

10月3日の小須戸露店市に出店、市を行きかう人々と物々交換を実施

三本木さんのリサーチは、露店市の仮設テントの組み立て方に対する建築的な興味・関心を起点としながら、インタビューによる市の歴史やその変遷を把握し、周辺の市との比較から地域による形態の違いを考察し、俳句同好会の方々が詠んだ市に纏わる俳句から町の人々にとって市がどのような存在なのかを読み取ろうと試みるなど、多様な角度から小須戸の市に迫っています。

仮設テントをイメージした空間内に、市の管理組合の方へのインタビュー映像を投影

その成果を、映像や写真、テキスト、ドローイングなどの様々な方法でアウトプットし、展示会場の木造倉庫の広い空間全体を作品として構成しています。

露店市出店の様子をアーカイブ的に展示

ぜひ会場で、露店市を覗くような感覚で作品を巡ってみてくださいね。


会  場:旧木山屋倉庫(新潟市秋葉区小須戸3534-2)

公開日時:会期中の土・日・祝日 10:00~15:00

展示作家:三本木 歓(現代美術作家)


おまけ(CAFE GEORG)

旧木山屋倉庫の近く、CAFE GEORGさんの店内に、髙橋キャスさんの過去作品を数点展示しています。

町屋ラボ、旧木山屋倉庫と合わせて、散策の休憩にぜひお立ち寄りください。

ドリンクを飲みながらの作品鑑賞もオススメです!

プロジェクトの詳細は以下のチラシ画像、webサイトをご覧ください。

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