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SNSを使うのは自己顕示欲からではなく、取り残されたくないから!?

SNSを使うのは自己顕示欲からではなく、取り残されたくないから!?

・SNSを使う理由とは?自己顕示欲だけではない

現代社会でSNSを利用するのは当たり前になっています。
最新の情報を得る、友人や有名人の生活をのぞく、かわいい動物や美味しそうな料理の写真に癒されるなど、理由は複雑です。

皆さんは自分がSNSを利用する本当の理由を考えたことがあるでしょうか?

SNSで自ら発信している人に対して、自己顕示欲や承認欲求が強いと思うことはよくあります。
しかし、最新の研究から見えてきたのは、SNSを頻繁に利用するのには、もっと別の心理的な要因があるようです。

・SNS利用と孤独感の関係

アメリカのベイラー大学が行った研究によると、SNSを多用する理由の一つに「FOMO」があることが分かりました。

FOMOとは、自分が知らない間に他の人が楽しいことをしているのではないか、という不安です。
周囲から自分が取り残されてしまうのではないか、という恐怖です。

このFOMOが強い人ほど、SNSを頻繁にチェックし、他者とのつながりを保とうとする傾向があるとされています。

・SNSの利用者の特徴

研究では、SNSの利用理由を分析するため、500人以上を対象に実験を実施しました。
結果、SNSの利用者には自己顕示欲が強い人ばかりでなく、孤独感や疎外感を和らげたいと感じる人々も多いことが明らかになりました。

・SNS依存に気づき、上手に距離を取る

SNSを使わなくても生活には問題がありません。
本当に大切な情報は、必要なときに自然と入ってきますし、知らない話題は素直に他人に尋ねれば十分です。
今一度、自分がなぜSNSを使っているのか確認しましょう。
SNSとの適切な距離感を持つことです。

SNSがなければ楽しめない、周りに取り残される、という不安にとらわれることは必要ありません。
自分にとって本当に必要な情報や時間を大切にしていきましょう。

時にはSNSから離れて、リアルなコミュニケーションに目を向けることで、より充実した生活が見えてくるかもしれません。

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参考文献
Me, myself, and I: Self-centeredness, FOMO, and social media use.

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