映画館でポップコーンを食べる意外な効果
映画館でポップコーンを食べる意外な効果
◆ ポップコーンの思わぬ影響
映画館で映画を見るのが好きな方は多いでしょう。
その映画館での定番といえば、何といってもポップコーンです。
映画とポップコーンは切っても切れない関係ですが、意外な効果があることをご存知でしょうか?
◆ ポップコーンの意外な研究結果
映画館で食べるポップコーンですが、興味深い研究結果がドイツのヴュルツブルク大学から発表されました。
この研究では、96人の参加者を集め、映画館で映画を見てもらいながら、半数にポップコーン、もう半数に角砂糖を与えました。
そして、映画を見終わった後に行動を調査し、アンケートを取ったのです。
◆ ポップコーンが広告効果を下げる?
映画を見ながらポップコーンを食べると、広告の効果が低下することが分かりました。
映画の開始前に流れる広告、いわゆるシネアドの効果が、ポップコーンを食べていると落ちるのです。
映画を見た一週間後、参加者に広告について評価してもらった結果、ポップコーンを食べていたグループは広告やその紹介商品を低く評価していました。
◆ なぜポップコーンが広告の天敵になるのか?
その理由は「口の動き」にあります。
人は新しい言葉を見聞きすると、無意識にその発音を真似しようと口が動きます。
この口の動きが記憶に残りやすくなります。
しかし、ポップコーンを食べていると咀嚼に集中するため、発音の真似が行われず、記憶に残りにくくなるのです。
◆ さいごに
ポップコーンを食べると広告の効果が落ちるみたいですが、あまり気にする必要はないでしょう。
広告を見逃しても、人生に大きな影響はありません。
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参考文献
Popcorn in the cinema: Oral interference sabotages advertising effects
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1057740813000879