独特すぎる【イルカ】の仲間の認識方法
独特すぎるイルカの仲間の認識方法
スコットランド海洋研究所、セント・アンドリュース大学などの研究
対象者:平均年齢8.5歳のバンドウイルカ8頭
・研究の意図
イルカは口笛に似た音を使って仲間とコミュニケーションを取っていることは既に分かっています
(仲間の音は20年以上も記憶していることも判明している)
時として、イルカは音を使わずにコミュニケーションを取ることがあります
他にも、遠くにいる仲間の個体が近づいていることを近くしています
一体どのようにしてコミュニケーションを取っているのか解明したと思います
・研究の内容
平均年齢8.5歳のバンドウイルカ8頭を集めて、仲間のイルカのおしっとと仲間じゃないイルカのおしっこを与えた
二つのおしっこを与えた時の反応の違いを見て、イルカがおしっこをどのように扱っているのか調べた
・結論
イルカはおしっこで仲間を認識していた
仲間のイルカのおしっこはすぐに認識できたが、仲間じゃないイルカのおしっこは認識するのに約3倍の時間がかかった
また、イルカには嗅球がないことから、匂いではなく味で判断していると考えられる
嗅球(きゅうきゅう)とは、脊椎動物が嗅覚情報を処理する脳の領域。
イルカは匂いを感じても、どんな匂いかわからない
イルカにはコミュニケーションの一環として、顎を使って性器を調べることをよく行う
そのため、性器を調べる際に一緒におしっこの味を覚えている可能性が高い
他にも、イルカはおしっこで仲間を認識する以外に、生殖が可能であるかも判断している
イルカのおしっこには様々な情報が含まれている
・感想
動物界でおしっこが重要なのは納得の考えである
たとえば、動物はマーキングをおしっこでする
強者の匂いを感じ取った動物は縄張りに近づかなくなるなど、ありふれた考えである
それに、人間も同じことが言える
尿検査では様々な病気が判明するので、イルカがおしっこで仲間を認識したり、相手の状態を把握するのは何ら不思議ではない
もしかしたら、人にもおしっこで仲間を認識したり、相手の健康状態を知る能力があったりして?
同じ哺乳るなので可能性はゼロではなさそうです
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参考文献
Cross-modal perception of identity by sound and taste in bottlenose dolphins
https://doi.org/10.1126/sciadv.abm7684
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