親のメンタルも改善!?子供ができるお手伝い3選
子供にお手伝いを教えるのは、家庭でできる最初の社会勉強です。簡単な作業を通して責任感や達成感を味わうことで、子供は自信を持ち成長していきます。自分が新入社員の頃に、小さなタスクから与えられて、自分の役割を持つようになりましたよね。それと同じです。
子供にお手伝いを教える際に大切なのは「無理なくできること」から始めること。大人にとっては当たり前の作業でも、子供にとっては初めてのチャレンジです。今回ご紹介するのは、小さな子供でも楽しく取り組めて、自分の力で達成感を感じられるお手伝い3選です。
また、親であるあなたのメンタルや精神面にもプラスに捉えられるような内容です。
親子で一緒に取り組みながら、お手伝いの習慣化を目指しましょう。
1.ベッドを整える
ベッドを整える作業は、子供にとって簡単かつ達成感を得られるお手伝いの一つです。朝起きたら自分の寝床をきれいにすることで、生活の質を向上させる第一歩になります。
ご存知かもしれませんが、元アメリカ海軍大将のウィリアム・マクレイヴン氏は「世界を変えたければ、ベッドメイキングから始めよう」と述べています。彼自身、訓練中に毎朝ベッドを完璧に整えることを求められ、最初は無意味に思えたものの、単純な作業をこなすことで得られる自信や自己管理能力の重要性を実感したといいます。大人にとってもいい習慣ですよね。
私の場合は、
・掛け布団をきれいに広げる
・枕を定位置に整える
の2つだけ子供と一緒にしています。子供には「端っこを持ってピッと伸ばしてみて」「枕をふわふわにしてみて」と具体的な声かけをしています。子供も楽しそうにやっています。
一緒にやってくれたことを褒めることで子供はやる気を持続させます。また、「きれいなベッドで寝ると気持ちがいいね」など、寝るときに布団を整えることのよさを伝えることで、子供自身も自分がやったお手伝いがいいことなんだと実感できるはずです。
2.玄関の靴を揃える
玄関は家の「顔」とも言われる大切な場所です。ここを整えることは、家全体の印象を良くするだけでなく、心の落ち着きにもつながります。そして、玄関掃除という日常的な作業には、子供にも教えたい大切な意味が隠されています。
禅宗の教えで「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉があります。「履物を揃えましょう」という意味で使われますが、その本質は「自分の足元をよく見よ」という教えです。他人や外の世界ばかりに気を取られるのではなく、自分の足元や心の状態を見つめ直し、乱れを正すことの大切さを説いています。
靴を揃えることは、ただの片付けではなく、自分の心を整える行為でもあります。靴を揃えると、次に履くときに気持ちがいいよねと伝えるだけでなく、その意味についても教えてあげてください。(私の思いがどこまで子供に通じているかは分かりませんが。。)
ついでに、箒が使える年齢であれば玄関の砂やホコリを掃除する作業もお願いしてもいいと思います。5歳くらいになれば箒もある程度使いこなせます。
玄関掃除は、足元を整えることで心を整え、他人を思いやる余裕を育むきっかけになります。この小さな行動の積み重ねは、将来の子供の人格形成に大きな影響を与えてくれます。
3.洗濯物を畳む
洗濯物を畳むという一見地味な作業には、子供にとっては、手先の器用さや集中力を養う良いトレーニングとなり、大人にとっても考え方次第では精神状態の改善にもプラスの効果があります。
子供に手伝ってもらうのは、まずはタオルとか靴下のような簡単なものからがよいです。ただ畳ませるのではなく「これを畳むと、お父さんやお母さんが助かるんだよ」と声をかけることで、自分のお手伝いが役に立っていると子供も感じでくれるはずです。
親側の話になりますが、洗濯物がどんどんきれいになっていく様子は、仕事でのタスク完了と似ている部分もあります。私も仕事ではタスク表を作成して、一つずつ潰していきながら達成感を感じていますが、タスクを消していく度に脳内でドーパミンが発生し、やる気や集中力が高まります(仕事術の参考までに)。洗濯物を畳むと、ひとつひとつが整っていく達成感を感じることができ、その後の作業に対しても意欲的になるでしょう。
まとめ
子供にお手伝いをお願いしても、やってくれるもの、やってくれないものがありますが、こちらに記載した3つのお手伝いは、我が家では取り組んでもらいやすい内容でした。
あなたのご家庭でも是非参考にしてみてください!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
今後も自分の経験してきた中で同じ環境にある方に有益な情報を提供できるよう、がんばっていきますのでスキ・コメント・フォローなど頂けますと嬉しいです。
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