最後に。 【人生工学ー最終章ー】
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では、最後に
この本の内容をあえてまとめると、このようになります。
この世界は+と−が合わさった、本来はニュートラルな世界で、全ての物事や時間が繋がっている。
あなたは生まれた時点で、最初から心配することなど一つもない。勇気を振り絞って、あなたの意識にある+と−を統合し、あなたが本当に叶えたい、自分だけの人生を歩んでいこう。
この本の中にあなたにとって、1つでも+の気づきがあれば、これほど嬉しいことはありません。
人生生きていると、どうしても辛い時もあります。お気づきかもしれませんが、大きな喜び(+)を得れば得るほど、それを失う時の悲しみ(ー)も大きくなり、その可能性を考えると不安や恐怖も大きくなりがちです。素敵な思い出が積もれば積もるほど、それを失う時は耐え難い悲しみがあるでしょう。出世すればするほど、あなたには大きな責任が問われるかもしれません。
しかしこの考え方さえも、ニュートラルにできる。つまり”逆もまたしかり”なのです。つまり大きな悲しみや不安や恐怖がハッキリとあるからこそ、喜びや感動が光り輝くのです。大切な人を失って号泣する時、あなたは大切な人との思い出を、もしかしたらどんな時よりも大切に、愛おしく感じることができるのです。究極の孤独を味合うからこそ、誰かと巡り合うことに絶大な幸せを感じることができるのです。大きな不安や恐怖と向き合ったからこそ、何気ないことを大切にできるのです。そう思うと人生って、なんだか素晴らしくありませんか?壮大な人生という舞台に対して、自分自身も含めたあらゆる物事に対して、ただ感謝するしかないのではないでしょうか?
そしてこの考え方自体もまたニュートラルに、全て逆に考えて良いのかもしれません。全く逆の考え方、つまり「大きな喜びには大きな悲しみなどないかもしれない」というのも、同じように価値のある考え方なのです。
”人生工学、最初にして最後の教え”は「人生工学の考え方も、全て間違っているかもしれない」ということなのです。
私が好きな”国会図書館”には、こんな言葉が刻まれています。
「真理がわれらを自由にする」
あなたは究極的な意味で自由です。
過去の自分にも、社会にも、この本にも囚われる必要はありません。
どうかあなたらしい人生を歩んでください。
あなたの人生が少しでも明るくなることを、心から祈ります。
ありがとうございました。