この世界は意識次第かもしれない。あなたがどう意識するか？【人生工学 第5章②】

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では、早速！

②　あなたがどう意識するかで、あなたの人生が変わっていく

たとえばあなたの目の前にあるこの本は何色でしょうか？白色の背景に黒文字でしょうか？何が正解でしょう？このページを見続けた方にとっては「白」が正解でしょうし、表紙や裏を見た方には、別の答えが正解かもしれません。「物事の見方は人それぞれ」とよく言いますが、まさにこの「見方」というのは「意識」です。同じ出来事が起きたとしても、あなたの意識次第でいいことにも悪いことにもなってしまいます。

もしあなたが「私の人生は不運なものだ」と意識していれば、あなたの人生は本当に不運に
なるでしょう。同じことが起きたとしても「私には運がなかった」「こんな嫌なことがあった」「今日はこんな損をした」とネガティブなことばかり考えるようになるでしょう。逆に「私の人生は幸運だ」と意識している人は、同じ1日でもその中でポジティブだったことに気づき、意識していくことでしょう。この様に「あることを意識すると、それに関する情報が目に着く様になる」ことを、心理学の用語で「カラーバス効果」と言います。

ゲームが好きなら街中のゲームの広告によく気がつくでしょうし、会社に入れば同じ様に街を歩いているつもりでも、その業界に関する情報が自然と目に入ったり耳に入ってくるはずです。たとえば例えば、お金が無いあまり1年半をホームレスとして過ごしました。服も持ち物も大して持ち運べず、凍える様に寒い時もありました。どちらかと言うといわゆる”よく無い”ことが多かったと思いますが、実に素敵な1年半でした。家賃の心配はせず、またおかげ様で様々な人に出会い、何より自由に生活することができました。

改めて、あなたの意識があなたの世界を決めているのかもしれません。
「女優になりたい、でも私には絶対に無理だ」と思っていたら、いざオーディションのお誘いがあっても、すぐに目を背けるでしょう。あなたが無理だと思っているなら、本当に無理なのです。でももし、「もしかしたら私も女優になれるかも、意外となっちゃうかも」という意識が出れば、きっとオーディションに申し込むでしょう。そしてワクワクした気前のいい感じで面接するでしょう。すると本当に女優になれるかもしれません。「色々やっても結局無理」と本音の本音で思っているならば、その自信のなさが面接やら服装やら色んなところで出てくるでしょう。きっと練習にも身が入らない。するとやはり、「色々やっても結局無理」な世界がまっているはずです。

少しオカルトかもしれませんが、催眠術もメカニズムもここにあるとされています。つまり私の手は石のように固くなる」と本当に意識させることで、実際の世界で手が開かなくなるのです。逆に「催眠術なんてあるわけがない、手が固くなるなんてありえない」と強く意識している人は、それが現実となるので催眠術にかかりません。そういう方はメカニズムで言えば、「催眠術はない」という催眠を自分にかけていることになります。

結局心の奥底でどういう意識をしているのかは、本人でさえも中々わかりません。たとえば懺悔や瞑想とは、まさに心の奥の意識と向き合うための方法の1つであるとも言えます。

わかる様なわからない様な感覚かもしれませんが、結局は「この世界は意識次第かもしれない」ことを感じていただければ何よりです。

少し経験的な説明が多くなりましたが、科学的な根拠もあります。それが第3章で紹介した「二重スリット実験」の2段階目・3段階目になります。2段階目は人が「意識する」ことによって、この現実の実験結果が変化しました。3段階目では、さらに人が強く意識する＝「念じる」ことによって、結果が変化しました、「素粒子が右に集まりますよに！」と念じたら、実際にそのようになったのです。

ここまで「意識」の話をしてきましたが、この「意識」が一体どういうものなのかは、最新の脳科学でも十分に明らかになっていません。でももしかしたら、本当にこの世界は意識次第で、もはや意識そのもので成り立っているのかもしれません。

だとすると、意識を使いこなせれば自由な世界が待っているのかもしれません。心の底で思ったこと、願ったことが実現する世界にいるのかもしれない。そう思うと、なんだかワクワクしてきませんか？

↓第6章に続く・・・↓