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バイトと正社員の区別がつかないなら文句は本社に言え

昔とある先生に世話になった。
その先生は話もうまくて声がデカくて聞き取りやすいし講義も面白い先生で今でも尊敬している。
しかしいくつか受け入れがたいエピソードもあって、面と向かって文句言うようなことだとは思っていないが(つーかこわいし)かと言って私の人格上どこぞの穴に向かっていい放っておかないと何だかずっともやもやするのでここを穴としてうち一つをここに供養する。ネットにも穴はあるんだよなあ。ご供養、いかがかね。

彼曰く、バイトと正社員は客からしたら見分けがつかないんだからバイトは正社員と同等のクォリティのサービスを客に提供すべきだという。即ち正社員として持っているべき知識は持ち、とるべき態度を弁え、提供すべきサービスを提供せよと。
なんだったか、ちょろっと寄った店のあんちゃんにそこで扱っている商品の豆知識について知っているかと話しかけて(知ってるわけねえだろ)説教食らわせたという話を自慢げにした後に上記のような主張をした。

私はこれには全く同意しない。
バイトはバイトだからだ。正社員と同等のパフォーマンスを求めるなら正社員と同等の待遇を以て労使契約を結び同等の教育を施さねばならない。そのためのコストは当然客が払うことになる。翻って、バイトを雇うことで節約されたコストによって安くなった費用を支払っておいてバイトに正社員と同等のパフォーマンスを求めるのは絶対に間違っている。
従って、バイトのパフォーマンスが気に入らない(正社員と比べて、という意味。バイトとしての仕事ぶりがまずい場合はここでは除く)場合、目の前のバイトに説教を垂れるのではなく雇用者に連絡を取らねばならない。御社のバイトの仕事ぶりが気に入らないのでしっかりとした待遇で雇い入ればっこり教育を施して現場に出せ、そのためにサービスが高くなっても私は払うから、とこう言わねば筋が通らない。

全国の客も経営者も、そうあれかし。
今回のサムネはおいしそうだったので紅茶をお借りしました。

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