ピンクガネーシャは速く願いを叶えてくれる
はじめに
私はタイのバンコクに2年ほど住んでいたことがあります。夫の海外出向についていった形でした。タイに住んでいる間にタイ国内で旅行に行くこともありましたので、今回は旅行を思い出して文章にしてみます。
ピンクガネーシャに行くことになったきっかけ
同じアパートの友人が、バンコク近くにピンク色をしたガネーシャ像のある寺があり、お願い事を即座に叶えてくれるんだと教えてくれました。「ピンクガネーシャ」と呼ばれています。夫に相談したところ、夫も何か叶えてほしい願い事があるのだとかで、連れて行ってもらえることとなりました。
ピンクガネーシャの歴史
ピンクガネーシャはバンコクから東に約80 km離れたチャチュンサオ県の「ワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院」に建てられています。約140年前、チャチュンサオ県に「クン・サマン・チン・プラチャ」という中華系タイ人のお金持ちがいました。彼の死後、彼の妹と妻が彼のことを想ってワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院を建てたのです。
ワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院のピンクガネーシャ像は2010年に建てられました。ピンク色は幸福の意味です。ガネーシャは、障害を取り除く神、知恵の神として広く信仰されている他、近年のタイではビジネスの神様として信仰されています。
ピンクガネーシャに行ってみて
ワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院にはピンクガネーシャの他に、観音像、ブラフマー像などがあり小さなテーマパークのようです。ピンクガネーシャに辿り着くまでに様々なキャラクター像に出会います。味わい深いです。ピンクガネーシャは高さ16メートル、幅22メートルの大きさで、周りに人が多くいました。
ピンクガネーシャの周りにはネズミの像がいくつかあり、ネズミたちが我々の願いをピンクガネーシャに届けてくれます。ネズミは色分けされており、願い事は自分の生まれた日の曜日と同じ色のネズミに言うシステムです。
月曜日: 黄色
火曜日: ピンク色
水曜日: 緑色
木曜日: オレンジ色
金曜日: 青色
土曜日: 紫色
日曜日: 赤色
他にも金色のネズミがいて、何曜日の人でも願いを聞いてくれます。どのネズミでもお願い事を言うときは、ネズミの耳元でささやく感じです。反対側の耳をふさいでお願い事を言います。
ピンクガネーシャの前に礼拝室があり、そこでも多くの人がお参りをしていました。ガネーシャ像に金箔を貼ってお祈りします。
ワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院は川のほとりに位置しており、川には巨大な蓮のオブジェが浮かんでいます。蓮のオブジェには仏像が飾られていて、オブジェ内を散策してきました。各仏像にお賽銭を入れる仕組みになっているようです。
ワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院では「徳を積む」行為を体験できます。お賽銭を入れることも徳を積むことになる。大きなろうそくを作るためにお手伝いするのも徳を積んでいる(一人一人でできることはとても小さなことだけどそれを集めると大きな物体ができる)。捕らえられた魚を逃がすことも、魚に餌をやることも徳を積むことになるとのこと。
動物に優しくしたり、お坊さんを助けたりすることが徳を積むことに繋がります。
ピンクガネーシャへの行き方
私はピンクガネーシャに2回行ったのですが、2回とも自家用車で行きました。公共交通機関で行く場合は、バスと乗り合いタクシーを乗り継いで行かなくてはならず、時間がかかりますし、現地語が分からないとどのタクシーに乗っていいかも分からないです。バンコクからツアーが出ているので申し込んで行くといいでしょう。