息子が内緒にしてたこと・中学時代
もう成人してしまった息子と、暇な時によく長電話をする。
昔の話をああだったねぇ、こうだったねぇと話したり、どうでもいいバカ話をしたり。
独立して1人時間が寂しくなるようで、よくかかって来るんです。
話をしている中で、最近
『実は、今まで言えなかったんだけど…。』
と言われたことがありまして、ちょっと衝撃と言うか、ショックな話がありました。
息子、小学校時代は、いじめやからかいにあっていました。
中学にあがってからは、良いほうにむかい、心配もいらなくなった…と思っていましたが、実はそうでもなかった??と言うことを聞いて、
『えぇ??!!どういう事??ちゃんと教えて!!!』
と若干パニック。
正確には、いじめにあっていたわけではないけど、クラスが全体的に大人が見ていない部分で荒れていて、いざこざがしょっちゅうあった。
自分も嫌な思いしたこともあった。
男子同士、気に入らないことがあると肩パン腹パンはしょっちゅう。
自分もやられて、頭きてやり返したこともある。
一個人を集中的にやったり、仲間外れにして…とかではないし、全体的に程度が低いという話だから、心配させるだけだし、言わなかった。
ということらしい。
『その時に言ってほしかったよ…。』
と言うと
『全体的に荒れてるっていうことで、どうなるものでもない。母ちゃん心配するでしょ?』
まぁね…。心配はするよね。
中学にあがって多少の《あれ・・・?なんかあった??》みたいなことはあったけど、小学校の時のような気持ちの崩れのようなものもなく、普通に学校に行き、他の友だちと楽し気に話しながら歩いているのを見かけたり、遊びに出かけたりもしていたので、安心してしまっていた。
少し思い当たることはあったにはあったけど、本人が何ともないと言うし、普通に登校していたから、あまり口をだすのもなぁ…と黙っていた。
中学に上がって、問題がなくなったと思っていた自分が恥ずかしく、ちょっと落ち込んだ。
話をよくよく聞くと本当に個人を集中的にいじめるとか仲間外れ…とかではないようで、よかった…わけではないけれど、考えてみると自分が中学生の頃も(年代的に比べるのもどうかと思うが)、思春期のイライラでクラスの子同士ちょっとしたことで喧嘩したり、こっちのグループとあっちのグループで揉めただのと皆がやっていたのを思い出した。
男の子は、乱暴にすぐ手がでたりする子もいて、プロレス技かけて相手が泣くまでやって、先生に大目玉食らっている子もいた。
今の時代は完璧にアウトだと思うし、これが当たり前とも思っていないけど、こういう経験で相手との距離感を覚えたりもしたし、周りが揉めている状況を見て、いろいろと学ぶことも多かったりした。
息子の場合、
『嫌な思いもしたけど個人的にいじめにあっていたわけじゃないし、この時の経験で集団の中での立ち回り方を覚えたし、中学生活すべてが嫌だったわけではないから、あれはあれでよかったんだと思う。
あいつらは好きになれないけど。』
と言っているし、よかったのかな?と思うことにする。
好きになれないのは…しかたないよね。
田舎で親同士が同級生・先輩後輩の人も多く、よそから来た人は、なかなか輪に入れてもらえない雰囲気のある地域で、それは子ども達にも受け継がれちゃってるなぁ…と感じることも多かった。
独特の雰囲気がある土地柄なんだよね…。
息子は幼稚園が一緒だった子が多く、仲間外れにはならなかったようだけど、そのぶん悪ふざけが多くてそれが嫌だったそう。
全体的に幼い感じかな、特に男の子は。
もうね、よく見ていたつもりでも、中学くらいになると言わないし、隠すんだね。こういう事は。
もう子育て終わってしまった今になって、やっぱりこうなのね、あぁなのね…なんてわかっても遅いんだけどね。
何だかなぁ・・・。
大事に至らなくて本当によかったけど、自分の目の節穴加減にがっつり凹んだ話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?