学士編入で利用した参考書の紹介

みなさんこんにちは。
こすけです。
前回の投稿からかなり時間が経ってしまい申し訳ございませんでした。
今回は、私が学士編入で利用した参考書をご紹介したいと思います。

私は、2021年の2月ごろから独学で学習を開始し、2022年の6月に初受験をしました。
最終的に2科目型の大学を2校受験し、片方は正規合格。もう片方からは追加合格(辞退)をいただきました。
1年強の学習期間の中には、薬局・病院実習や卒業研究を行っていた時期もあり、全体の平均としては1日2、3時間の学習時間でしたが、そういった中でも効率よく学習することができたと考えています。

生命科学

生命科学では、以下のような参考書・教材を利用していました。

  • KALS完成シリーズテキスト

  • KALS完成シリーズワークブック

  • KALS実戦シリーズテキスト

  • KALS実戦シリーズワークブック

  • KALS要項集

  • GHS会出版の過去問(約5年分)

  • 薬学ゼミナール青本(生物)

  • トライイットの映像授業(高校生物)

参考書を列挙するとやはりKALSのテキストの汎用性の高さが窺えますが、私自身の感想としては、学士編入においてKALSのテキストほど効率的な参考書はないと考えています。
一方で、学士編入試験は要項集のみで十分対応可能であるという意見をされている方もいるかと思いますが、私は、完成シリーズ・実戦シリーズこそ重点を置いて学習するべきだと考えています。その理由としては、完成シリーズ・実戦シリーズは基本的に過去問をそのまま利用して構成されているため、より本番に近い形式で知識問題や解答作成方法について学ぶことができるからです。私は完成テキストから実践ワークブックまでそれぞれ8周程度行いました。

要項集については完成・実践シリーズでしっかりと解答作成について鍛錬を積んだ上で学習を始めることで、より効率よく学習することができると考えています。

さて、生命科学の参考書として薬学ゼミナールの青本も列挙しましたが、私がこの本をお薦めする理由は、イラストの多さによる分かりやすさと練習問題の充実にあります。生命科学を学習する上でネックとなるのは自分の得た知識が本当に正しいものであるのかを確認する作業が地味に面倒であることだと考えています。青本は練習問題が豊富であり、しかも選択式の問題であるため、一問当たりに得られる知識量が多くなりますので、知識の補充という点で利点があると言えます。

過去問については、直前期に一気に解き、よく分からなかったところや知識不足であった分野をテキスト等を利用して再度演習を行うという形で利用しました。

英語

英語については、学士編入の学習に加えてTOEICの学習で利用した参考書・教材についても列挙させていただきます。TOEICは2022年の2月に1ヶ月程度の学習を経て受験し、スコアは720点でした。
以下、使用した参考書・教材です。

  • TOEIC L&Rテスト文法問題 出る1000問

  • TOEICテスト新形式精選模試リーディング2

  • TOEICテスト新形式精選模試リスニング2

  • KALS完成シリーズ(過去問の部分のみ)

  • KALS単語リスト

  • ターゲット1900

  • 入門英文問題精講

  • 基礎英文解釈の技術100

  • リトルチャロ シーズン1(YouTube)

  • NEJM日本国内版(webサイト)

学士編入における英語は、あくまで各文章を正確に日本語訳することができるかどうかの試験であると考えていたため、とにかく目の前の文章を一瞬かつ正確に日本語訳する練習をしました。
そのために、入門英語問題精講と基礎英文解釈の技術100については、付属のCDをスマホ等に落とし込み、実習先までの移動中や家事をしている時などにひたすらシャドーイングをしつつ訳す練習をしました。
リトルチャロはYouTubeで映像を見ながらシャドーイングをすることができますので、場面を想像し、場面に応じた訳を行う練習をすることができ、TOEIC対策、学士編入対策の両面で非常におすすめです。

これらの学習を1、2ヶ月も続けているとある程度文章も覚えてしまい、楽に訳をすることができるようになると思います。そうなってくると、KALS完成シリーズの過去問部分を利用した実践練習やNEJMのアブストラクトの精読・通読が意味のあるものになると思います。
NEJMの日本国内版はアブストラクトについて英語版と日本語版を閲覧することができますので、自分の訳が正確にできているかを確かめながら練習することができます。最新の知見を得ることもできますので、おすすめです。

英単語については、KALSの単語リストとターゲット1900を完全に暗記できていれば十分に対応可能だと思います。
私は、Quizletというアプリを使用して単語学習を行いました。このアプリは、他のユーザーが作成・公開した単語帳を使用することができるため、自分で単語を打ち込む時間を節約することができますし、メルカリ等でKALSの単語リストを入手する必要もなくなります。(作成者が非公開にする可能性もありますのでご了承ください。)

統計

統計についてはKALSのテキストを利用しましたが、これは完全に失敗だったと思います。KALSのテキストの特徴でもある、文章のみからなる解説はもはや初学者に理解させる気がないのではないかと思うほどでした。
私は薬学部の講義で2単位分だけ統計学の学習をしたことがありましたので、ぎりぎり練習問題程度にはなりましたが、全くの初学の方にはKALSのテキストはお勧めしません。
私はKALSのテキストしか利用しませんでしたので、どのテキストがお勧めであるかをここで述べることはできません。申し訳ございません。

まとめ

私は、学士編入に向けた学習としてKALSのテキストを中心とした学習を行いました。
生命科学については、完成・実践シリーズ(6周)→要項集(2周)→完成・実践シリーズ(2周)→要項集(2周)という流れで行い、必要に応じて青本やトライイットを利用しました。過去問は直前期に一気にやりました。
英語については、一文の翻訳をシャドーイングなども行いながら練習したのち、過去問や論文を用いて解答作成能力や場面に応じた翻訳の選択能力を向上させていきました。

この勉強方法を1年間、1日平均2、3時間行うことで前半校2連勝することができました。

この記事がみなさんの学習に役立てば幸いです。
学習方法についてご質問・ご相談がある方はTwitterのDM等頂けますと幸いです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。


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