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タニマチ投資法の検証_05
前回までのあらすじ
本シリーズは、私の応援したい企業でポートフォリオを組むとどうなるかというシミュレーションである。
銘柄選定基準には企業の業績の分析は含めず単純に応援したいかどうかを基準として判定している。従って、このポートフォリオは投資を推奨するものではない。
詳細なルールについては下記を参照。
前回まで極めて好調な株価推移を見せていたが、本日大きな動きあり。
HEROZストップ安
ガツンと来ました。1か月間積み上げてきた含み益が吹っ飛ぶ結果に。なかなか値動きの激しい企業だが、ストップ安となるとなかなかインパクトが大きい。値下がりランキングでも全銘柄中1位。
四半期決算が大きく下方修正したことが主因と言ってよさそうだが、タイミング悪く外部要因の影響も大きそう。
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私個人は将棋ファンなので、メインの事業というよりは将棋ウォーズというアプリの運営会社として応援したい会社として取り上げている。
しかし、世間的にはAI関連銘柄というのが一般的だろう。今日の値動きは、期待値の高いテーマ株が期待を下回る業績発表をした場合の値動きを表したものとして分かりやすい事例ではなかろうか。
さて、単に値動きを見て感想を述べるだけなら何のことはないのだが、もし本当に手持の銘柄がこのような値動きをしたらどう対処するだろうか?
HEROZに投資をするということはグロース投資家のはずだ。
私はグロース投資をするファンドマネジャーや理論家の著書は読んでいないので、この時点でプロの投資家がどう対処するのか正確なことは分からない。
今知っている範囲でこたえられるのは成功した個人投資家でグロース株投資家と言える方の著書で示されていた例だけなのだが、はっしゃん氏、DUKE。氏の2名の投資手法であれば損切ということになる。
明日以降の値動きも見てみないと何とも言えないが、値動きの激しいことがわかりきっている銘柄に投資をしたうえで、悪い目が出たら撤退というのはあまりスマートな戦略とは思えない。そのやり方はただのマーチンゲール法の変形にすぎないのではないかと思う。
長期的に応援・期待できると考えているなら、営業利益の状況を見れば押し目買いのチャンスと見ても良い値動きなので、本シミュレーションでは押し目買いを実施する。押し目買いのタイミングは落ちている最中に買う必要もないので次に終値がプラスに転じた翌日とする。
注記
本シミュレーションは、過去回を見ていただければわかる通り、私の主観的な好き嫌いで銘柄選定を行っている。財務分析や事業環境の分析といった約款的根拠を伴ったものではなく、決して投資を推奨するものではないことをお断りしておく。
長期的に期待できる銘柄について押し目買いをすることは合理的に整合しているように思えるかもしれないが、それは適切な分析に基づいたものであるべきというのが私の立場であり、このシミュレーションではそのような合理的な分析は行っていない。
運用ルールの変更
1銘柄につき1単元のルールの廃止