きつねうどん式桐谷流優待投資法の検証_01
本シリーズの目的
以前の記事で、優待投資家として有名な桐谷さんの投資手法を体系立てる試みを行った。
上記の記事では、資産形成のための方法として、お勧めしない投資法と結論付けたが、あくまでそれは私が条件を勘案して出した結論で実証的にその結果が好ましいものでなかったことを証明したものではない。
投資手法の性質上個人の嗜好や居住地などによる違いが影響するので、蓋然性の高い検証とはならないが、もし私がこの手法に沿って投資をしたらどうなるのかを検証してみようと思う。
題して、きつねうどん式桐谷流優待投資法の検証。
きつねうどん式桐谷流優待投資法のルール設定
投資手法
主なルールは下記の通り、他の詳細については過去記事を参照いただきたい。
株価が下落傾向にある優待を含む総合利回りが4%以上の銘柄に投資する。
4%以上の総合利回りのある銘柄を株価が安い順で投資する。
市場全体の下落時に追加投資を行うため通常時は現金を投資予算内に30%程度持つ。
その他のルール
投資開始時の予算は100万円とする。
優待の魅力は、自社商品などオリジナリティの高いものを優先する。
株価はGoogle Financeのポートフォリオ機能を使用して取得する。
投資候補の選定
2198アイ・ケイ・ケイホールディングス
4月権利確定。
2,000円相当の菓子とレストランの優待券。
3387クリエイト・レストランツ・ホールディングス
2月8月権利確定。
各回2,000円相当の優待食事券。
1年以上の長期保有で各回+2,000円相当
3641パピレス
3月権利確定。
電子書籍レンタルサイト「Renta!」でのチケット交換ギフトコード10,000円相当。
6789ローランドディー.ジー.
12月権利確定。
世界各地の名産品1年以上継続保有が必要。
7040サン・ライフホールディング
3月権利確定。
施設優待券・オリジナルスパークリングワインなど。
投資開始時点の状況確認
候補の企業すべてに投資すると、約75万円。
候補企業の選定は優待の内容と総合利回りだけを基準にしているので、どんな事業をしている会社なのか?業績は?といったことは一切考慮していない。
以下の条件で測定開始する。
記録開始日2024/1/22
2198 ケイ・アイ・ケイホールディングス 734円×100
3387 クリエイト・レストランツ・ホールディングス 1116円×100
3641 パピレス 932円×100
6789 ローランドディー.ジー. 3900円×100
7040 サン・ライフホールディング 943円×100