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物書き。感情を揺さぶられる作品が大好きです。 連絡先→mma.stand.like0528@gmail.com

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黒江真由が府大会でソリに選ばれなかったのはなぜか[響け!ユーフォニアム3]

関西大会・全国大会でソリに選ばれた黒江真由が、なぜ府大会ではソリに選ばれなかったのか?12話を中心に過去の場面も引用しながら考察してみる。この推測が間違っている、原作ではこのような根拠があるなどのご意見があれば教えてくれると嬉しいです。 真由はオーディションで手を抜いてない意味深に感じられた、6話の美玲が久美子を呼び出した直後の描写。ユーフォニアムの面々でお喋りしていた場面で、久美子の視線が真由から逸れた直後のシーンだ。真由はみんなと仲良くしたいと思ってるので、2年生の実力

    • サッカー漫画史上最高に可愛いヒロイン、美島奈々(セブン)の魅力を語りたい[エリアの騎士]

      アオアシ、DAYS、さよなら私のクラマーなどサッカー漫画に出てくるヒロイン(女の子)がとにかく可愛い子ばかりなのでないかと自分の中で話題になっている。今後更新されるかもしれないが、少なくとも自分が今まで読んだサッカー漫画のなかで一番可愛いと思うヒロインについて語ってみたい。ヒロインから読む漫画を決める人がいるとするれば、美島奈々(セブン)に惹かれて「エリアの騎士」を読み始める直感は全くもって正しい。美島奈々(セブン)はスーパーウルトラ激かわヒロインである。 併走型ヒロインと

      • 生まれる前に放送されてリアタイできなかった大好きな作品を令和に見られる奇跡[らんま1/2]

        2024年6月26日、突然発表された「らんま1/2」の再アニメ化。心の準備なんて全くできていなかった。キャストとPVの発表が2024年7月17日、放送開始が2024年10月5日なので、公式発表から放送まで4ヶ月もない。なので「1年前にアニメ化が決まってから、その間ずっと待ち遠しかった」みたいな感覚もない。だが、今回の体験はこれまでの人生の中でも、そしておそらく今後の人生の中でも稀な物だと思った。そんな再アニメ化発表時の気持ちと、キャスト発表時に受けた衝撃と、TVアニメが始まっ

        • 10年経って初めて映画館で鑑賞できた、少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録

          この度ようやくアドゥレセンス黙示録を映画館で鑑賞することができた。今回は「好きな過去作が再上映される機会があったら、可能な限り足を運んだ方がいい」と思ったので書き記す。ずっと映画館で見たかった作品を鑑賞でき、それも極上爆音上映で体感できたので本当に良かった。ウテナに限らず好きな作品の再上映に行こうか迷っている人に言いたい、再上映には行った方がいいと。 私にとっての少女革命ウテナ筆者が「少女革命ウテナ」を初めて見たのは今から10年前。「輪るピングドラム」は幸運にもリアルタイム

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          【推しの子】1期オープニング主題歌「アイドル」の冒頭の演出について

          【推しの子】1期オープニング主題歌「アイドル」の冒頭では、アクア→ルビー→かな→MEMちょ→あかねの順で瞳が大きくアップされたカットが連続する。この演出を見て違和感を覚えたのだが、ルビーとあかね以外の3人は顔がアップになった後に白の線で影のように顔全体の線が残っている。キャラクターの白線と共に背景の病室が透けているような画角だ。 この残像のようなカットはルビーとあかねには見られない。ルビーからかなへは瞬時に切り替わっているので、時間的な制約として残像がないのもまだ理解できる

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          個人的2024年夏アニメ総括、斬新なラブコメの形と実写的演出が目立ったクール

          あくまで筆者個人の視聴した作品を通して考えた感想として書いてみる。1タイトルしか見なかった人、反対に膨大な量のタイトルを見た人とでは印象も大きく変わるはず。読者の方もだが、見ている作品リストで各クールの印象は変わると思うので、一個人から見た視点として楽しんでもらえれば幸いである。 既存ラブコメとは異なる新しい関係、着眼点このクールで印象に残ったのは、既存のラブコメとは毛色がまるで異なる個性的な作品が多かったように思うこと。ライトノベル原作のラブコメとは、ヒロインがたくさん出

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          小父内涼葉さんと谷崎詩音さんの百合(友情)の魅力を伝えたい[菜なれ花なれ]

          2024年夏クール、新たに生まれた百合カップリング(CP)が百合界隈を騒がせていた。P.A.WORKSとDMM.comの共同制作によるオリジナルアニメ「菜なれ花なれ(以降、なれなれ)」の小父内涼葉さんと谷崎詩音さんである。筆者はSNSでこの2人を知ってからなれなれを見始めようと思い、そしてついこの間無事放送が終了した。今回はこのCPの素晴らしさについて広めたい、魅力をまとめてみたいと思い記事を書くことにした。なれなれをすでにみた人は復習として、まだご覧になっていない百合ファン

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          ある日突然、個人的空間が社会的空間に変わるストレス[義妹生活]

          1話で、先に入浴した悠太があとから風呂に入る沙季のために気を遣って、お湯を張り替えるシーンがすごく印象的だった。悠太がとても気遣いのできる性格だとわかるこの描写。私は義理の家族がいないのでこのような生活の経験がないが、ある日突然義理の家族ができて一緒に過ごすというのはものすごくストレスのかかる生活なのではないだろうか。少なくとも私個人が悠太と沙季の立場だったらと想像したら、ものすごく苦痛と感じるだろうなと思った。今回はそれについて書いてみる。 アニメでは描写されてないが、私

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          Don’t think. Feel.の真意が誤解されていることと、言葉の誤った伝承について

          「考えるな!感じろ!」 ブルース・リーの有名なこのセリフは、様々な創作物や私たちの実生活でも頻繁に引用されており、リーの死後もなお彼の存在を身近に感じられる。しかしブルース・リーのファンである筆者からすると、非常に違和感を覚えることもある。大抵の場合、まるで何も考えずに衝動的・感情的なままに動くのが正しいかのような、投げやりで思考停止を推奨する物言いとして使われるからだ。私はこのような使い方を誤りであると思っている。この記事では元の発言について解説しながら、言葉の性質について

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          HoYoverseの熱意あふれる多彩な演出と創り込みで魅せた、2024スターレイルLIVE[崩壊:スターレイル]

          日本からはオンラインでリアルタイム視聴できた「2024スターレイルLIVE」。どんなイベントか一言でまとめると、「ゲームでの1年間の冒険を追体験できる極めて完成度の高い公演」である。アニメ・ゲーム作品の名を冠したイベントのお手本・完成系の1つと言っても過言ではない。本記事では、今回のライブがゲーム世界の追体験を可能にするために用いた演出をまとめることで、本イベントの素晴らしさを説明してみたい。 このイベントが開催された後の時期に「崩壊:スターレイル(以降、スターレイルと呼称

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