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悲しみは無くならない
親しい人を失って喪失感を抱いている人へ
試験に失敗し落ち込んでいる人へ
「頑張ってねー」と、声をかけたくなりますよねー
普通の人がたびたび発する言葉です。
本当に元気を出して欲しいと思っているから。
ところが、本人にとって「頑張ってねー」といわれるのは、
悲しんでいる気持ちをそのまま受け止めてもらえず、
指示されたり、否定された気持ちになるので、
人間不信となり、自己肯定感を下げて、
孤独感を深くすることになります。
失ったとき、最初は怒りでしたが、
時経過によって悲しみへと転換します。
悲しみが、何時までも記憶に残るのは健全な心なのです。
本人は、悲しみの涙を流し、背景を吐露することで、落ちるとこまで落ち、始めて置き場所を安定することができ、心の安定が得られます。
この気持ちをそのまま受け止めてもらうことが、助けとなるのです。
試験に落ちた人は、背景を受け止めてもらうことが、
再挑戦への戦略を考えることになり、励みとなります。
現実を受け止めてもらうことが、自己肯定感の維持となるのです。
人は、絆を残していれば、気持ちで繋がっているのです。
「悲しみの数だけ人は優しくなれる」という歌が大ヒットしたことがありました。
お星様となって見守ってくれていると空想するのです。
僕の場合は、今年、義兄夫妻と同級生がお星様となり、
この後も同じ年齢層のグループにいますので続くと覚悟しています。
喪失感で一杯ですが、祖父母を始め亡くなった人のことは、
何時までもリアルに出現して、忘れることはできません。
思い出が絆となって繋がっています。
星を見ていると心が温かくなります。
孤独感は、人と人の繋がりに断絶を感じた時に発生する心の隙間です。
絆は、一緒の釜の飯を食った仲間、戦友、練習に明け暮れた仲間
など共通の経験をすることで、心が繋がっているのです。
亡くなった後も、何時までも絆として悲しみと共に残っています。
その悲し気持ちを認めてもらうことが、一等の励ましです。
社会保険労務士パーソナルキャリア相談室