職場の人間「関係」以前の問題。他人と1日8時間も過ごすことができない

親はサラリーマンだった。周囲に自営業の人がいる環境ではなく、大学卒業後サラリーマンになる以外の選択肢も思い浮かばず当たり前のように就活をしてデスクワーク的なサラリーマンになった。

その結果短期離職を繰り返した職歴ボロボロの中年になった。
社会適応していくにつれ馬鹿正直に履歴書に正直に書くと絶対通らないと、だいぶ端折ったストーリーを作った。嘘の経歴では4回くらいの転職回数だったような気がしていたが実際は10社を渡り歩いていた・・・

血のつながった家族とも共同生活ができず、パートナーも友人もできなかった私が、たまたま同じ会社にいた他人と週5日×8時間以上を一緒に過ごすことなんて当たり前に無理なんだったんじゃないか。

週5日働くのは単純に疲れるが、何よりも人生のほとんどの時間を他人とスペースを共有することも本当に苦痛なんだと思う。

記憶をたどると中学も高校も行きたくなかった。朝起きられなかった。原因は思い出せない、特にいじめられたとかそういうわけではないが学校に行きたくなかった。それって単にパーソナルスペースの問題だったのかな。義務教育期間は社会的パーソナルスペースに慣れる訓練期間だったのか?

一人一人にパーテーションがあり広いデスク、海外ドラマで見たような区切られたスペースで隣席のことも気にならず無言で仕事できる会社は私の経歴の中では最も長く続いた。そこは一切無駄話もしない、雑談の無い会社だったがそれは私にとって快適だった。

直近まで働いていた会社は、正直仕事は今までで一番楽だった(≒楽しい)が、いじわるな人間やパワハラ気質の人間に囲まれていた。私は直接被害を受けたわけではないのに、その存在自体が隣、後ろ、前に居るだけでストレスを感じるようになった。話し声やタイピング音にまでイラついてかなり疲弊していた。

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