無駄な空間 床の間
都会のマンションに住んでいる。
実家の床の間が懐かしい。お茶室の床の間の飾りが大切な心の拠り所だと改めて思う。
ちょっとした季節の花が咲き、実用では役に立って居ないその空間。だからこそ、息抜きが出来る。
ボーッとする瞬間を得る事が出来る。
ひと息出来る、人生の瞬間があるのか、、無いのか、人間の能力になんらかの役割を果たしている様日本思う。
昔、小学校の役割に花瓶のお花当番があった。誰が持って来たが覚えていないが、花瓶の水を変えていた。時々、その花瓶をイタズラで教室の生徒の机の上に置いて、ご冥福をお祈りします、ってお祈りしてからかったりしていた。
今、教室に生花があるのかしら?
荒れているとか聞くと、あの床の間の様な、花瓶のあった教室の棚がなんらかの役割があった様に思う。
トイレの中にも小さな一輪刺しがあった。両手のないお姫様がその花の上に乗っていると聞いた。おやゆ姫と重なって聴いていた。
お姫様がビックリするから汲み取り便所には、唾や痰を吐いてはいけないと、、。
無駄な、非効率な空間や生花、書や絵、、実は人にとても必要な何かを整えてくれているのかもしれない。
ふと思った。
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