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阪神タイガース
18年振りのリーグ優勝と38年振りの日本一を決めた阪神タイガース。
昔ながらのファンからしたら「長い道のり」だったと思うが、小学校5年生から「阪神ファン」になった私にとっては初めての優勝であった。(ファン歴15年)
思い返せば幼少期から阪神ファンの父の教えを受け「巨人は悪」というイメージを植え付けられ、何が好きという訳でもなく、気づいたら阪神ファンになっていた。
好きな選手は鳥谷敬。いつ見てもスタメンには名を連ね、クールな性格。ショートにボールが飛べばもう安心。同時期には西武の中島裕之、巨人の坂本勇人、ソフトバンクの川崎宗則、ロッテの西岡剛……。そうそうたるメンバーがいたがダントツで鳥谷選手が好きだった。
初めて阪神を見に行ったのはいつかのゴールデンウィークの対巨人戦(東京ドーム)。
先発投手、スタメン、全く覚えてはいないけどブラゼルがドーム天井に直撃するホームランを打ったのは衝撃的で覚えている⚾️
中学生、高校生、大学生の時はほとんど野球観戦には行かなかったが、学校終わり、バイト終わり、休日には阪神の野球中継があれば食いつくようにしてテレビを見ていた。
そして今年、初めて甲子園にて阪神タイガースを見ることが出来た。
きっかけはなんでもなく、家族が揃う場で「甲子園行かね?」と私が発言した、それだけだった。
7月の3連休を利用し家族4人で甲子園へ。阪神のことになると熱くなる「Theお茶の間監督」の父親と自分も知らぬ間に阪神ファンになり何故か散財している弟はさておき、母親も乗り気だったのは意外だった。
甲子園につき、いざ中に入る時の高揚感は今でも忘れられない。父親も長らく阪神ファンであるが甲子園に行くのは初めてだったらしい。
ただ、、、結果は惨敗。
来年もまた行きたいなと密かに思っていたら、母親が「来年はもっといい席で見よう、チケット早めに取っといてね」と言ってくれ、とても嬉しかった。思い返してみれば約10年振りの家族旅行。結果云々はさておき、持病の関係で外に出たがらない私を連れ出させ、家族旅行に行くきっかけをくれたのも阪神タイガースだった。
そしてもう1人、今年阪神ファンが増えた。彼女のめぐである。付き合った当初から阪神の話はしていたが、あまりを興味を持つ感じではなかった。意を決して甲子園での観戦を提案すると「私ミーハーだからそーゆーの好き」と二つ返事でOKが出た。
行く当日まで色々と布教はしたが、上手く伝わってるかは分からず、本当に楽しめるのかと一抹の不安があった。
しかし、ふたお空けてみれば予想とは裏腹に、自分の席の隣でノリノリで応援している女の人がいた。
応援歌もひとつも知らない、選手も数人しか知らない。
それでも球場全体の応援と手拍子に乗せられ、一緒になって選手を応援できる。それも阪神タイガースのいい所なのではないだろうか。
得点が入れば前後左右のファンたちとお祭り騒ぎ。後ミエセスが出てきた時も凄かった笑
8回裏までの記憶はあるのだがそれ以降の記憶はなく、悔しいから二度と来ない(絶対来る)と騒ぐお姉さんと2人で帰路に着くと共に、年2回の甲子園参戦が決まった。
今となってはすっかりお茶の間監督になり、近本は良い、岩崎さんは怖いだのブーブー言っている。笑
負けて布団に入ると隣から「明日試合何時?」とか、試合が劣勢になり出すと「もういいわ」盛り返してくると騒ぎ出す、というような教えてもいないのに「典型的な阪神ファン」になりつつある。(手のひら返しが早い)
基準はよく分からないがガチ恋が近本選手、推しが木浪選手と森下選手らしい。あと何故かノイジーのことをのいまると呼ぶ。
阪神の今年の最年長(生え抜き)は秋山、梅野、岩貞、岩崎で皆入団1年目から知っている選手であり、いい時も悪い時も知っている選手で親近感が湧いた。
「誰や!!」という感情が湧き、不安に駆られた2016年ドラフト1位の大山選手。
右投左打を外し続け、ハズレハズレ1位で取った2018年ドラフト1位の近本選手。
競合の末獲得した2020年ドラフト1位の佐藤選手。
そして、今年早くも頭角を現したゴールデンルーキー2022年ドラフト1位森下選手。
近年のドラフトの成果が顕著に現れ、そして身を結んだ2023岡田阪神。
そして、コロナ禍で失っていた阪神の1番の武器「大声援」を取り戻した今、阪神は無敵なのでは無いだろうか。
アレに向けてファンと選手の気持ちをひとつにしただけでなく、ファンの家族の気持ちまでひとつにしてくれた、結んでくれた阪神タイガースを今後応援しない理由は無い。
来季以降も勝ち負けだけではなく、ファンの心にも響くような、そしてファンを感動させ、魅了させるようなプレー、シーズンを魅せてくれるよう期待する。