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資金ゼロから不動産投資を始めたい人が参考にすべき本

不動産投資について興味を持ってらっしゃる方がたくさんいらっしゃると思います。不動産投資は確かに時間とお金を生む大変素晴らしいものですが、1つ間違えると地獄の苦しみを味わうことになりかねない、リスクの高いものだと思います。実際、そのような苦しみを味わっている方が世の中には 沢山いらっしゃると思います。その一方で成功された方も多く、今回取り上げた「不動産投資、最強の教科書」を書かれた鈴木宏史さんは、その中でも成功された代表的なお一人と思います。

今回ご紹介する本は、著者がご自身の体験に基づき、心構えなどの基本から、融資付けや、運営、業者との付き合い方等など、投資全般に渡ってわかりやすく100項目にまとめたまさに教科書で、私も15年以上賃貸不動産経営を行っていますが、この本が大変勉強になりました。

この本は初心者向けと書いてありますが、一言で言いますと、資金的な蓄えのないサラリーマンが、どうやって10億円以上の投資を行って、ビジネスを成功させ、1億円を超える年収を稼ぎ出せるようになったか、そのリアルなサクセスストーリーを書いたものでもあります。

この著者は、まずは自分の属性や資産を高めるため、一切無駄なお金は使わず、もちろん車や家のローンも組まず、趣味にもお金を使わず、できるだけ多くの資金を不動産投資のために蓄え、ローンを組み、そして最も利益が見込まれる地方のRCの物件を購入し、それを一つ一つものにしていきました。

この本にも書いてありますが、収益が出る物件と言うのは万に1つあるか無いかで、その物件にめぐり逢う事自体がたいへんです。よく話にでる都心のマンションは資産性が高いですが、投資金額が大きく、そこからキャッシュは生まれません。この為、地方のキャッシュが得られる物件を愚直に探し続け資産を築き上げたというお話です。

サラリーマンは平日仕事をするわけですから、土日はすべてこの不動産投資に時間を投入するようになるわけで、普通の人であれば、働きづめで頭がおかしくなりそうな話です。そういう事を、「苦しみ」ではなく、「楽しむ」ことができる方だけが、この本にあるゴールにたどり着くことができるのだと思います。

資金のないサラリーマンが、不動産投資で成功する為の王道が、このやり方なのだと感じました。「誰にでもチャンスはある。そして、やれば出来る。」ただし、「そこまでやる覚悟が本当にあるのか?」そこがこの本から問われているように感じました。

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