大規模修繕の検収をあげる時は、管理組合による「現地・現物でのチェック」が必須です
当マンションの外壁大規模修繕工事も検収の段階になってきました。検収を
上げるにあたり、管理組合目線でやるべきことがやられたか、「現地・現物でのチェック」を行いました。その結果、下記のような問題があることがわかりました。
①塗料が付着している玄関ドアがある
天井などの塗装する際、ドアや壁に塗料が付着しないように、ビニールシートをかぶせて行っているのですが、残念ながら、30%の住戸の玄関ドアで塗料の付着がありました。程度は色々です。細かい点のような塗料が複数付着したものもあれば、ピンポイントで2~3個所付いたものもありました。
②接着剤が付着している玄関ドアがある
また、特定の場所の住戸で、タイルの固定に使われる強力な接着剤が玄関ドアに付着している事もわかりました。
接着剤がついたは玄関は、風雨にさらされやすい場所にある玄関で、その周辺のタイルが他の住戸に比べた痛みやすく、タイル浮きが発生しやすい場所でした。このため、そこに接着剤を注入しており、その際に接着剤が垂れ落ちて、付着したものでした。
この接着剤はかなり強力なので、どのようにしてそれを除去していくか大きな課題であることがわかりました。
③防水シール処理モレ
防水シールを交換していない場所が2箇所ほどありました。これは単なる 見落としですが、目につきにくい場所にあるものでした。
④エアコンの配管を固定する金具が撤去されていない
これは細かい問題ですが、いくつかの住戸でエアコンを交換した際、ダクトを壁面に固定するのに使用した固定用の金具等が、撤去さずに残っておりました。今回の工事では、それらの不要部品を撤去する約束でしたが、見落としが有りました。
③④については、やり残しているだけなので、やっていただくだけですが、①②については、汚れを取る際、ドア表面の塗装を傷めないようにしなくてはいけませんので、ドアメーカーと打ち合わせをして進める予定です。
今回の工事では、足場を撤去する際に、工事監督者と管理会社で全体をチェックしてるのですが、そこでは発見できませんでした。
マンションの状態を日々見ているのは、居住者である管理組合のメンバーです。現場監督者が気づかないことも、日々生活してるメンバーの目から見ると気がつくこともあるようです。手間はかかりますが、面倒くさがらずに、管理組合が居住者の目線でチェックすることも重要と感じました。
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