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からまる本を読んでみた

大好きな尾石晴さんの書籍をゲットした

産休中、やりたいこと盛りだくさんの中で可能な限り消化すべく隙間時間を探している。
あまりカフェに行くタイプではないが、尾石晴さんの新刊「からまる毎日のほぐし方」を読みたいため、集中すべく久々にスタバへ。
1時間ほどカフェで、30分自宅で読破!でも、ざーーっと読んだだけでも自分の中で響いたことがいっぱい。

一旦、一番響いたところだけ。

ほぼ毎日voicyで拝聴していることもあり、「聞いたことあるエピソードだな」と思う部分もありつつも、+αの話もありとても楽しい。
リリースされている作品に大体目(と耳)を通しているのもあるが、今回の書籍でとても響いた箇所があった。

私は女性に生まれて良かったと思っている。結婚や妊娠、出産といったライフイベントとの両立の困難さ、ジェンダー問題などで女性の不利な話はあるけれども、私は良かった、と言いたい。
なぜなら、女性は人生において何度も強制リセットがかかりやすいからだ。~~~
どう働きたいか、どんな夫婦でいたいか、どこに住みたいか、歳を取ったらどうしたらいいか。強制リセットが掛からなかったら、真剣に考えられなかったかもしれない

からまる毎日のほぐし方/尾石晴さん著

女性ならではの強制リセット

今まで引っ越しを4回ほど経験し、物理的な意味では強制的にリセット(断捨離)をした。
片付けが苦手な私に取って、引っ越しは面倒だな〜と思っていたが、モノが循環し、快適な空間をどのように作るかを考えるきっかけになった。
お金も時間もかかる作業ではあったが、かける価値はあると思っている。

じゃあ物理的でないリセットはというと、今回の妊娠・出産である。

かねてから自分のキャリアについては悶々とすることも多かったし、昔は「キャリアに穴をあけてしまう!」という焦りからライフイベントについてはとてもマイナスに捉えていた。
「なんで男性だけ…身体的にもキャリア的にも何事もないんだ…不利だ、理不尽だ、辛い辛い辛い…」。

今思えばすごく精神的に未熟だったし、キャリアに穴を空けない夫に対して勝手に嫉妬し、衝突することも多かった。(今となっては申し訳ない)

もちろん身体的な構造上、それは仕方のないことだと思う。
でも、当時は自分への自信のなさや焦りからとても短絡的な思考だったなと思うし、"家族を持つことは夢の一つ"ではあるものの、昨今の"世間からの子持ちに対する風当たりの強さ"や"自分の置かれる境遇への憂い"で周りが見えていなかったようにも思う。

でも、今は書籍にある通り、リセットを通して資産やキャリアを改めて棚卸ししてずっとやろうと思って先延ばしにしていたことを整理したり、夫婦でもより真剣に話し合う機会を持てていると感じている。

結果として棚卸しをしてみてどうだったかというと、キャリアについてはまずは子育てをしてみてから復帰してどこまでやれるかを試してみたいなと思った。(年収はあげたいけど、レベルの高い業務に応えつつ生活を回していく自信がない)
というか正直なところ、今の職場の人間関係や良くも悪くもゆるい雰囲気が気に入っているので、その辺甘えつつ副業でどこかお手伝いをして+αのお小遣いがいいのかなと思った(が、+αとして余暇を仕事に使いたくないだろうなという葛藤はある。むずい。子供に時間割きたいかなあ。わがまま!)。

つまるところ、ずっとキャリアについて悶々としてたけど、結果的に、自分にとって立ち止まるきっかけがあったことは大変プラスに働くことだなと思った。
なんとなくの焦りの正体は多分、棚卸しをしてなくてわからないから。
というか妊娠、出産、子育ては自分にとって未知で、棚卸ししようが他の女性のキャリアの記事を見ようが環境が十人十色すぎてわからない。
あと、子供の特性もあるので、正直考えてもしゃーないとすら思えてきた。
ある意味、ブランクとなったことで「これからどうなるか全然わからんけど、どんな環境でも適応してやる!という気概が生まれた」といった方が私の場合近いのかもしれない。

他にもリセットを通してできたこと

妊娠をきっかけに、他にも自分の親と今まで自分が育ってきた過程やその時々の考えていたことや教育方針・その方針を決めた背景等々を聞くことができた。

立場が変われば視点も変わり、話題も変わり。
家族のことをより深く理解することにもつながったなと感じ、人生の棚卸しのようなものかなとも思った。

また、とても愛されて育てられたことも実感でき、本当にいい環境で育ててもらったことに感謝する機会にもなった。
自分も子育てを通して受けた愛情を還元できたらいいな。

「子育てを通して自分の育ってきた思い出の追体験ができる」という点でもこれからとても楽しみである。

人生の夏休みも残り1週間!
個人的な宿題のやり残し(やりたいこと)はまだまだあるけど、これは小学生の自分とあんま変わらんな、ということで直前まで可能な範囲で粘り続けたいと思う。

ここまでお読みいただきありがとうございました📕


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