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#0035『図解 採用入門 「理論と実践」100のツボ』対談 ①~⑤ 10名の見識者×坪谷邦生&秋山紘樹
こんにちは。「人事千壺」編集の島居慶美です。『図解 人材マネジメント入門』よりスタートした坪谷邦生さんの100のツボシリーズも昨年10月発売の共著『図解 労務入門』で4作目、まもなく10万部となるヒット作となっています。あらためて、ご愛読いただいている皆さまに心より感謝申し上げます。
そして、第5弾『図解 採用入門』の執筆が現在進行しています!その過程において、株式会社壺中天 代表取締役の坪谷邦生さんと採用市場研究所 所長の秋山紘樹さんが、採用領域の専門家をゲストをお迎えしてトークセッションを行う『図解 採用入門』対談シリーズを、現在「ログミーBusiness」にて連載中です。「採用」領域で毎回異なるテーマの全10記事を予定。そのうち第5回までが掲載され、折り返し地点となりました。そこで今回は、なぜ始めたのかの経緯や対談の具体的なテーマなどをまとめてお届けいたします。
『図解 採用入門』とは
100のツボシリーズは、2020年『図解人材マネジメント入門』からスタートしました。坪谷さんが25歳で人事担当者に転身した際、あまりの領域の広さに驚き混乱したご経験より、そのときの自分に向けて、そして同じように困っている人事初学者の方々のためになれば…と「人材マネジメント」の地図を書き『図解人材マネジメント入門』として出版されました。本書は、日本の人事部「HRアワード2020」の書籍部門入賞を果たし、セミナーや読書会を数多く行いました。
そして、読者の皆さんと接する中で、組織開発の領域を深く掘り下げる必要を感じて『図解 組織開発入門』を執筆し、続いて、個と組織がともに勝つための一番のポイントは目標管理にあると感じて『図解 目標管理入門』を執筆、その後、人材マネジメントの前に労務領域が土台として重要だと気づいて『図解 労務入門』を執筆しています。その結果、シリーズで9万部を超える専門書では異例のヒットとなり、人事初学者はもちろん、人事責任者、専門家、経営者、マネジャーと多くの方にお役立ていただけるようになりました。
この各領域の役割とその関係性を、年輪のような「超えて含む」階層構造「ホロン構造」を用いて「人事の全景」として坪谷さんがまとめられています。SNS等でも非常に多くの反応をいただいた図解です。詳細はぜひ以下の記事(人事千壺#0033)にてご覧いただだければと思います。
その記事の中で、「採用」について以下のように記されています。
■採用
最後の階層は採用です。人事の中心であり根幹となります。採用ができなければ人事は始まりません。採用は、「事をなす人」を採る機能です。
主体者は経営者や部門責任者です。人事の採用担当者はその支援を行います。
この「人事の全景」を考えていく中で、根幹である採用について書けていないことに気がついたため、現在その方法を『図解 採用入門』として執筆中です!2025年の発売予定ですので、ご期待ください。そして執筆にあたり、10人の見識者と対談を行っています。その様子は『図解 採用入門 「理論と実践」100のツボ』対談 にて連載していますので、ぜひご覧下さい。
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「人事の全景」の根幹である「採用」を10のテーマで深めており、その①~⑤の概要を以下にご紹介させていただきます。
対談① 曽和利光氏に聞く「採用の実践」
初回となる本対談では、坪谷邦生さんと秋山紘樹さんが、人事のプロである曽和利光さんと入社寄与率を上げるポイントを探ります。
【対談①-1】
忙しい採用担当者が陥りがちな「楽な採用」の落とし穴 実は「電話」も効果的?候補者のアクションを起こすポイント
本記事では、採用活動における「戦略・戦術・戦闘」の3要素を解説。忙しい採用担当者が陥りがちな「楽な採用」の落とし穴について語りました。
【対談①-2】
「企業が求める人物像」の抽象度が高すぎる問題 人事のプロが教える、自社の採用戦略の解像度を上げるコツ
人事のプロである曽和利光氏と入社寄与率を上げるポイントを探ります。本記事では、採用力の差別化を図るためのヒントを探ります。具体的な戦闘レベルの差別化についてなど、ぜひリンク先の記事をご覧ください。
対談② 田中洋氏に聞く「採用マーケティング」
第2回は、中央大学の名誉教授である田中洋氏を迎え、採用マーケティングのヒントを探りました。
【対談②-1】
なぜカルディでは“見たこともない商品”でも買われるのか 採用にもつながる、各社のブランド価値の高め方
前編では、カルディやマクドナルドなど有名企業の事例をもとに、ブランド戦略の重要性について語りました。
【対談②-2】
採用候補者にリーチするポイントは「企業名」だけじゃない 知名度の低い中小企業が自社ブランドを確立するためのヒント
後編では、知名度の低い中小企業が採用を強化するための、ブランド戦略のポイントについて語っています。採用におけるマーケティングとブランディングについてわかりやすく整理していただいています。「ブランド戦略」の基本は、働く全ての方々に役立ち得る要素のひとつかと、ぜひ詳細は記事でご覧ください。
対談③ 岡本努氏に聞く「人員計画」
第3回は人的資本イノベーション研究所の代表取締役である岡本努氏をゲストに迎え、人員計画のヒントを探りました。
【対談③-1】
大手企業でも半年から1年がかり…なぜ「人員計画」は難しいのか 人事コンサルが教える、採用で起きがちな“壁”の乗り越え方
前編では、大手企業でも半年から1年がかりになる人員計画の難しさについて語ります。
【対談③-2】
日々の業務に追われて「要員計画」に手が回らない多くの日本企業 採用担当者向け・自社の採用人数を決めるためのヒント
後編では、中長期的な人員計画において大切な視点について解説いただいています。新しい人材に本当に活躍してもらうための覚悟や会社としての環境整備への投資、同時にその人材が活躍できる文化や風土といった要素も総合的に考えて進めていく必要である…といった採用の初学者に向けたヒントをたくさんいただきました。
対談④ 丸山泰史氏に聞く「エグゼクティブサーチ」
第4回は、人事の初学者の方に向けて、経営層に特化した社外採用活動「エグゼクティブサーチ」について、エゴンゼンダー社の前東京オフィス代表・丸山泰史氏にお聞きしました。
【対談④-1】
極秘で行われる、経営者・幹部採用の裏側 「エグゼクティブサーチ」で採用担当者に求められること
前編は、知られざるエグゼクティブサーチの実情について語っていただきました。
【対談④-2】
困った時に1人採れると「ぜんぜん話が変わるおもしろさ」がある 経営人材の採用コンサルが語る、「盤面をひっくり返す力」
後編は、経営人材の「見立て」のポイントや、採用担当者のキャリアについても意見を交わしました。
「エグゼクティブサーチとは何か?」ということを知らない採用の初学者の方に、手法を伝えることを目的に始めた本対談ですが、採用という仕事の魅力、そして採用担当者のロールモデルという希望までお聞きできました。一つのマッチングが組織に新しい可能性をもたらし、時には事業の風景さえも変えてしまう、そんな採用の持つ力を実感できた回となりました。
対談⑤ 内藤淳氏に聞く検査の選び方「信頼性」「妥当性」「標準性」
第5回は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ主任研究員の内藤淳氏に、適性検査の選び方を聞きました。
【対談⑤-1】
適性検査はどれを使っても同じ? 採用担当が見極めに迷った時の「3つの判断軸」
前編は適性検査の良し悪しを見極められるようになる、「3つの判断軸」を解説します。
【対談⑤-2】
面接と適性検査で評価が割れたらどうする? 「確実ではない情報」を組み合わせて判断するための方法論
後編は、適性検査を使う際の落とし穴や、結果を本人に共有すべきかといったリアルな疑問に答えます。結果が「良い・悪い」という形では受け取られにくく安心して返却できる検査もあれば、「決めつけ」で誤用されてしまうリスクがある検査も。適性検査を選ぶ際には、採用選考の判断ができる専用の報告書が別途用意されているかという観点も大切になります。続きはぜひ記事でご覧ください。
本対談は全10回、この後⑥~⑩と続き順次公開予定です!坪谷さんや秋山さんをはじめ関係者のSNSや以下の一覧にて、引き続きご確認いただければ嬉しいです。