百年前の事実を今に−04。
こんにちは
話題作《 福田村事件 》の感想をまとめてます。当初 1回で書き上げようと考えてましたが、そんな訳にはいかないようです。
この作品は
ドキュメンタリー映画を専門に作り続けてきた森達也監督の初劇映画です。
100年前の悲惨な事件を描いていますが
あるYou Tube上で森監督は
ほとんどフィクションとして観てくださいと
言われてました。
ドキュメンタリー映画名手の
ノンフィクション(事実)はもうひとつの
裏面《 群像劇としての福田村事件 》
にありそうですね。
今回は井浦新さん、田中麗奈さん、コムアイさんを見てみましょう。
3人共通の噂が
3人を検索しました すると共通の単語が
出てきました。
《 在日韓国人 … 》
これは今までの東出昌大さん、水道橋博士、ピエール瀧さん、永島瑛太さんとは
ちょっと違います。《 現代の流言飛語 》
ですか …
う〜ん この手の噂話はネット上で頻繁に
出てます。いったい何なんでしょうか …
ただ《私たちには隠し事なんかありません!!》を宣言した魂の群像劇です!!
劇中の3人にも何かありそうです。
もうひとつ井浦新さんには奥様の義父が
国会議員というのを見つけました。
( これはありそうでです!高い確率で😆 )
澤田夫婦について
この作品の主役です。
いろいろ訳あって井浦新さん演じる
澤田智一は
妻 静子(田中麗奈さん)と共に生まれ故郷の福田村に帰ってきます。
智一は朝鮮に骨を埋める覚悟での
教師の夢が潰えての帰国となりました。
ただね …
これはちょっと違うんです!!😄
本当は …
智一は朝鮮でお金持ちの女性と結婚して
逆玉の輿 狙いでした。
そして願いは叶い日本の国賊企業 東洋拓殖の
重役の娘と見事ゴールイン!!
ウハウハの人生のはずでしたが、
そう上手くいきませんでした。
静子は日本に行きたかった!!
話のペース上げますね。
静子はズバリ朝鮮人です。
父は東洋拓殖の重役でしたが、日本人とは
ひとことも語られていません。
父はおそらく朝鮮人で母親が日本人です。
流暢な日本語はお母様から教わりました。
朝鮮で逆玉生活を夢見ていた智一の野望は
見事に崩れ去ります。
朝鮮半島では堤岩里事件で日本政府の
言いなりになり朝鮮人に嘘を伝え朝鮮人29名が焼き払われる事件に加担させられます。
おそらく罠でしょう
無念の帰国となります。
(静子の思惑通りです)
福田村じゃ嫌だ!!
朝鮮人の静子ははじめての日本となります。
え!! 銀座若松のあんみつの話をしていたじゃないか!!
ハイ 嘘です!!😆
静子は小さい頃から日本人のお母様から
聞いていた銀座若松のあんみつが食べたいんです。
なので家出したところで行く宛はありません。蔵造が渡し舟で「何処まで行きましょうか…」と聞かれても当然 答えられません。
そんな静子を智一は分かっているから、
おんぶして帰るのでした …
静子の蔵造への挑発(ハニトラ)も
福田村から追い出されたいからの行為です。
咲江は …
関東大震災発生時に渡し舟船頭の蔵造が
心配で
利根川へ行った咲江(コムアイさん)は
蔵造(東出昌大さん)と静子(田中麗奈さん)の●●●の現場を見てしまいました。
同じく 智一も現場を見ちゃいました。
咲江は翌朝 豆腐の中に静子の結婚指輪を
入れて智一だけに知らせたのでした。
この行為は
「ふざけんな!!この野郎!!」ではなく
「あなたの奥様は朝鮮の方ですか…
それは構いませんが、何か企んでる感じがします。どうぞお気をつけください。」と
そっと忠告してくれるのでした。
まさに日本女性の鑑です。
また井浦新さんは真一と重なって見えてきて
面白いですね。言いたいことは言えず
言わされることは拒否できない …
そして完全に妻 静子にやられ放題
よく分かりますよ!!😄
義父が政治家ですから
逆玉も大変ですね。
この3人の在日韓国人の噂話は
映画の流れでなんとなく分かりましたね。
それにしても
主要な役者さんたちはまさに
自分をさらけ出し
凄過ぎる群像劇に仕上がってます!!
森達也監督は出演をお願いした役者さん
全員に断わられることを覚悟したそうです。
ところがスケジュールが調整できない役者さん以外は二つ返事でOKでした。
群像劇といえば …
映画《福田村事件》の裏面は
役者さんの役柄とプライベートが
上手く交差しながらブラックな笑いで
私たちを楽しませてくれる群像劇です。
あれ…
なんかいましたよね…
群像劇を撮らせたらこの人しかいない!!
という名監督が …
伊丹十三監督です。
映画《福田村事件》を鑑賞しながら
なんだか こう … 伊丹十三監督の群像劇を感じていました。
3つのポスターの謎
映画《福田村事件》には3種類のポスター
(ひとつは看板です)があります。
3つのキービジュアルが福田村事件を
より詳しく私たちに伝えてくれるのなら、
問題ないのですが、
まったく別の
3つの映画のポスターに見えます。
その通りです。
映画《福田村事件》には3つの映画が
入っていたのでした!!
トリプルミーニングです。
まず、これは《 福田村事件 》の裏面です。
伊丹十三監督の群像劇を表しています。
デビュー作《 お葬式 》です。
次は映画館の入口にある
大きな看板ポスター!!
シネコンができる前はこんな感じでした。
そして手書きでしたね …
ハイ これは表面 福田村事件の
看板でいいかと思います。
伊丹十三監督は1997年に
自殺でこの世を去りました。
浮気(ハニトラ)くらいで飛び降りなど
しないと親しい友人たちが証言しています。
またグラフィックデザイナーとして
レタリングのレベルも高く
ワープロ1枚の簡単な遺書も変でした。
映画《 福田村事件 》に込められた
制作者全員のメッセージ
《隠し事は絶対に隠し通せないからな!!》
と重ね合わせますと
この作品からもうひとつの重大な事実が
浮かび上がります。
100年前の劇映画(フィクション)の中に
今の事実(ノンフィクション)を入れてます。
そして3つ目は
このポスターにも
ある映画が隠されています。
実は私、このポスターを見て
あれ … これって …
分かりました!!
今から39年前の日本映画です。
森田芳光監督作品です。
最後までありがとうございました。
この記事をまとめていたら
またまた凄い発見がありました。
頑張って少しペース上げますね。
これからもよろしくお願いします。
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