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中之条ビエンナーレ2023鑑賞記【2日目】〜赤岩地区に魅せられて〜

赤岩に向かう道

9月12日(火)、先日に引き続き中之条ビエンナーレ鑑賞しました。
鑑賞2日目は六合エリア、赤岩集落がスタート地点。

中之条町は平成22年六合村を編入。六合は中之条の街中とかなり離れている。私の住んでいる玉村町から行くには榛名山の北からではなく南から、すなわち倉渕経由(今は高崎市だが)が最短ルート。いつもと違う道なのでドライブが新鮮で楽しい。  

思わず愛車と記念撮影!

片道2時間半のロングドライブ、室田・大戸・須賀尾と古い宿場街を通過していく。稲刈り前の田園風景が美しかった。

午前 赤岩地区

白根改善学校
「六合の奏で (かなで)」

赤岩地区の駐車場に到着。今年の猛暑は異常でこの日も中之条の最高気温は31.3℃(アメダス)。赤岩も暑かったのでビエンナーレ恒例の風鈴がとても涼しそう。

展示会場に着くまでの景色がもう最高に綺麗でしかも快晴、これだけでもああ来てよかったな、と思った。

湯本家住宅

中之条ビエンナーレ、赤岩地区の象徴、湯本家住宅。今年は会場では無い。ていうかここが会場で中に入れたって考えるとすごいこと。

こんな江戸時代にタイムスリップした様な建物がボンッ!て感じで存在、赤岩地区は何も無い時歩くだけでも価値あり。

ああキリがない。

作品紹介!

小林 正樹「黒金巡る旅 Season 2」

六合に存在した群馬鉄山関連の作品

タニヤ・P・ジョンソン「神社の転生」

衝撃作品。まるで昔からあったカルト施設の様な違和感のなさ。これにはやられた。

木村 吉邦「永劫の匱(はこ)」

今回はお堂シリーズ?充実。左が作品です。
改めて見ると風景に溶け込んでいる。

柳 早苗「Au fit du temps/時を縫う」

縫われた木と生糸に包まれたネコ!

飯沢 康助「向城礼拝堂」
飯沢 康助「長い川」

飯沢さんの作品二つ。向城礼拝堂はタニヤさんとお堂と比較して魔と聖、対の感じ。
この狭い集落で二つの宗教が拮抗してると想像すると楽しかった。

国の重要伝統的建造物群保存地区指定の赤岩地区。改めて良さを再確認。水路や高台にあるお堂や墓地など人間が集い何百年暮らす中で必要かつ十分なものが効率的に結集している美しいムラだった。

胸がいっぱいになったが腹が減ったので下山。

午後 山の上庭園〜沢渡温泉

一旦大津信号まで降りてまつざとで冷やし中華で昼食。暑かったからうまかったな〜

午後鑑賞再開。ここから先は点在する会場を回ります。

まずは旧太子駅到着。

旧太子駅
長坂 絵夢「鉄、還る山」

旧太子駅は群馬鉄山の鉄を運ぶための駅。
先ほどの小林さんの作品と連携する様な鉄のアート

続いて道の駅・六合

室井 悠輔「車輪の下」

まるで人知れず異常人格者がこっそり暮らしていた家の中を覗き見ている様な印象。

その後山の上庭園到着。

林 耕史「月が眠る山 2023-Ⅵ」

山の上庭園は景色・風・音、本当に美しくて何時間でも居たくなる場所。一貫して林さんの作品が展示してあり過去作品も鑑賞可能。平時でもおススメの場所です。

雲が最高に綺麗
高台から今までの作品一望

あぁ、何時間でも居たくなってしまう。
ここでいつも考えることは"現実に戻りたくない"。

暫し時を過ごしハーブティーを購入。(庭園のお店もハーブやドライフラワーなど一見の価値あり)。


ハーブティー飲みながら暮坂峠をドライブ。沢渡温泉到着。

四万温泉とは違ってコンパクトで静かな温泉街。けど熱い温泉は泉質最高。

ノエル・エル・ファロル「アジマット」

どことなく中世ヨーロッパっぽいデザインが素敵。

旧沢渡館

今は営業していない温泉宿にも滞在制作の作品が。またこの沢渡館がいかにも昭和の温泉宿って感じでよかった!

石坂 孝雄「フンコロガシー空想・くそ虫の旅」

丸井製材の作品。セミ、カマキリときて今年はフンコロガシの石坂作品。う〜ん、相変わらず完璧な造形(かなり巨大です)
また製材所で展示ってのがいい。ここの材木を使って作ったみたい。

ここで2日目タイムアップ。アート鑑賞しながら素晴らしい風景も満喫できて素敵なドライブでした。

今度は翌週、初の土日祝日のビエンナーレ鑑賞です。いよいよイサマムラに進出!
来週もビエンナーレ!

2日目終了時点 進捗状況

《3日目へ》

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