【東京・アート】天王洲で一日アート散歩
1月16日、一泊東京ひとり旅の2日目に天王洲でアートを見つつ一日かけて過ごしました。
2023年6月にWHATミュージアムへ行った帰りにたまたま寺田アートコンプレックスの存在を知りかなりのギャラリーが集まっていてまた行ってみたいな、と考えていた。
そこで東京で一泊しつつ朝から天王洲エリアで遊びました。
天王洲アートフェスティバル
浜松町駅から東京モノレールに乗車、天王洲アイル駅に向かった、のはいいのだが慌てて飛び乗った為急行に乗車、羽田空港まで行ってしまった。
まあ景色綺麗だったからいいけど。
第3ターミナル駅で引き返し改めて天王洲アイル駅到着。
この日天王洲エリア一体で天王洲アートフェスティバルが開催していた。
至る所にパブリックアートがありそれらを鑑賞しつつしばし散策。
この日は非常に寒かった。
街歩きはやっぱり暖かい時がいいな。
最終的にWHATミュージアムで企画展鑑賞予定だがまずは寺田アートコンプレックスへ向かった。
寺田倉庫はミュージアムやアート保管倉庫やスタジオなど天王洲エリア一体で様々なビジネスを展開しておりまるで天王洲一体を寺田倉庫が運営している感がある。
寺田アートコンプレックスも寺田倉庫運営の施設で、2棟のビルの内部にアートギャラリーが5フロアほどに存在していてレストランもある。
それらのギャラリーの作品を時間かけてじっくり鑑賞した。
寺田アートコンプレックスでギャラリー巡り
11時過ぎに到着。さて見ようかな…と入ろうとしたがまだオープン前。
ほとんどのギャラリーが開店時間12時過ぎで少々時間を潰すハメになってしまった。
外はあまりにも寒く散策する気になれなかったので適当にウロウロしてから再度鑑賞開始。
KOSAKU KANECHIKA
佐藤充
「初恋2」
印象的な人物の絵画。引き込まれた。
MAKI Gallery
Koichiro Takagi
「Deliver to Your Soul」
アートとパッチワークが一体となった絵本の挿絵の様な不思議な作品。
彫刻作品も展示されており見応え十分だった。
以上二つのギャラリー鑑賞したところで腹が減ったので併設のカフェスペースで昼食を食べた。
メイン一品、デリ4品から選べるランチ。
ドリンク付き1,100円でこの内容、安くないですか?
ゆっくり食事して午後再度鑑賞開始。
YUKIKO MISUTANI
Tomo Koizumi 展
こちらはかなり大き目の立体作品。カラフルに染められたモチーフが印象的。
TOKYO INTERNATIONAL GALLERY
川村摩那、袁方洲
「UTHUROI」
当代東京
渡邉城大
「i want love or death」
映画「レオン」と渡邉さんのアートのコラボ作品。カッコよかった!
MU GARRELY
菊池玲生×倉敷安耶×國分莉佐子× 天野雛子×少女(SONYO)
「DISTANCE」
ギャラリーがピックアップした5人の若手作家の作品展。どれも素晴らしい。
ギャラリーの方としばし会話。
ギャラリーのコンセプトやピックアップまでの過程などを伺う。
ただただアートを飾るのではなく自分が最高だと思った作品を自身の審美眼やブレないコンセプトの元色々な展示会等巡りながら品定めしてチョイスしているとのこと。
顧客の為価値の高いと信じるものを販売するというキーコンセプトを伺い、ギャラリーとは無料のアートスペースだけではなく商品展示販売の側面もあるのだなぁと思った。
無料だ!なんて喜んで見ている私。
少々申し訳ない、と思いつつギャラリーの存在意義を知る事ができ、貴重な体験だった。
SOKYO ATUMI
堀江美佳
「雪解け水」
この作品、手漉きの和紙に特殊な染料を使って写真を印画している。
堀江さんは紙と染料と水を求めて石川県に移住したとのこと。
アートへの追求っぷりが凄い。
以上かなりの時間を費やし寺田アートコンプレックスのギャラリー巡り完了。
これだけのギャラリーが集合している場所はなかなかない。まさにコンプレックス。
寺田倉庫
次に寺田倉庫に向かった。
寺田アートコンプレックスはから天王洲運河を渡り徒歩すぐに位置する寺田倉庫。WHATミュージアム等幾つかのアートスペースがあり2つの展覧会を鑑賞しました。
TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展
寺田倉庫6階にて開催。
新進モダンアート作家の公募展のファイナリスト5組の作品が展示されていた。
会場内5つに区切られたスペースにファイナリストの方の映像や彫刻作品を展示。
どの方の作品も個性的。
個人的にやんツーさんの展示が見たかったがこの日は17時からの展示とのこと。
時間の関係で鑑賞できず残念。
こちらの企画展も入場無料。
これほどの展示を無料で鑑賞できるとは有難い。まだこの日一円もお金払ってないなんて信じられない。
これからいろんな場所でファイナリストのアーティストの方々の作品に出会うのだろうな、と感じた。
WHATミュージアム
最後にWHATミュージアム「感覚する構造」
展 鑑賞。
大好きな建築模型展。
奇抜であったり美しかったり、その上地上に建つのに充分な構造や機能性も満たした建築。
重力に対抗して人間が作ったある種のアートだとも感じてしまう。
有人月面開発時の月面基地の計画の模型。
昨日読んだ「宇宙兄弟」丸かぶり!
ムッタのがそこにいる様な様な気がした。
建築のさまざまな様式や工法も学ぶことができて中々見応えのある企画展だった。
天王洲エリア 散策を終えて
時間はすっかり夕方。帰路に着くことにした。
帰りは品川駅まで歩いて行くことにした。
天王洲運河を渡り振り返って一枚。
寒かったけど公園のベンチに座り休憩。
寺田倉庫が島全体を買い取ってアートのテーマパークに仕上げた様な天王洲。
地元では見られないビルと海の風景をしばし眺めた。
まるでモダンアートのテーマパークの様な場所で日常から離れ美しいものや自分の好きなものに囲まれ過ごすこと出来た、素晴らしい1日だった。
アート好きにとって素敵な場所、天王洲。
なかなか作品購入出来ないのは申し訳ないけど、また来ます!